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診療予約システム導入のメリットとは?

診療予約システム導入のメリットとは?

「予約システム」を導入するクリニックが増加しています。本年は新型コロナウイルスのパンデミックがあったため、「オンライン診療」に注目が集まり、この流れで「予約システムを導入しよう」と判断する医師・クリニック院長も増えているというわけです。

では、「予約システム」を導入することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

「予約システム」のメリットとは?

「予約システム」導入のメリットについて『株式会社メドレー』CLINICS事業部マネージャー藤野郁也さんにお話を伺いました。

メドレーは、予約管理機能も持つオンライン診療システム『CLINICSオンライン診療』の開発・販売を行っている企業です。『CLINICSオンライン診療』は現在日本で最も使われている「オンライン診療」システムとされています。

藤野さんにお話を伺ったところ、

予約システムを導入が増えている背景としては、新型コロナ禍において、患者さまの意識変化が影響していると考えます。

「患者さまは院内感染対策として手指衛生などの標準予防策に加え、物理的な接触や、密状態を避ける環境の整備を求めるようになってきた」というお声を医療機関さまから伺う機会が増えてきました。

患者さまの意識変化に対応する手段の一つが「予約システム」であり、このように患者さまが求めるサービスレベルへ対応していくことが、ひいてはかかりつけ機能強化につながる可能性があるのではないでしょうか。

他にも、

  • 診療予約にスタッフのワークロードが取られない
  • 予約の一覧管理が可能

といったように、予約受付や管理を効率化できるというメリットも得られます。

また、「予約システムは規模の大小や診療科目に関係なく、患者・医療機関双方にとって先述のようなメリットはある。とのことでした。

先の記事でご紹介したとおり、『厚生労働省』のアンケート調査によれば病院の規模が大きくなるほど患者さんの待ち時間は伸びる傾向にあります。ですから大規模な病院にはもちろん導入すべきです。

※厚生労働省アンケート調査については以下の記事でご紹介しております。

患者が魅力に思う待ち時間対策・ほしいサービスとその対策

小規模なクリニックについても「小規模なクリニックだから人員を割けない」という悩みがあるはずです。予約業務をシステムが肩代わりしてくれるなら、その分の時間を他へ回せます。予約対応が一回1分30秒だとしても、それが1日8人あれば一日で12分、1カ月に20日営業していれば一月で240分(4時間)です。

時間だけは取り返しがつきません。スタッフの時間がその分軽減できるとすればどうでしょうか? より重要な仕事がその分可能になるのです。つまり、医療の質の向上にもつなげられる、と考えることが可能です。

ですので、小規模なクリニックも予約システムの導入を考え、患者さんの待ち時間対策とするのがいいのではないでしょうか。

「予約システム」導入は広がっている

さらに、「予約システム」の導入が広がっているという現状があります。

ある「予約システム」ベンダーの話によれば、コロナ禍があり、またインフルエンザワクチン接種のシーズンとなったため、クリニックからの診療予約システムの引き合いが昨年の数倍となっている、とのこと。また、このベンダー担当者の話では「予約はできないのですか」とクリニックに聞く患者さんも増加している、のです。

これまで予約といえば、レストランやホテルの予約が一般的でしたが、このコロナ禍を奇禍として「クリニックも予約が常識」という方向へ動いているといえます。

このような現況を踏まえて、今や「予約システム」には多種多様なものがあります。ベンダーも多く、「予約システム」で検索をかけてみるだけで多くの情報が出てくるでしょう。

医師・クリニック院長に考えていただきたいのは、上記のとおり「患者さんの待ち時間が減らせるか」「自分のクリニックのスタッフのワークロードを軽減できるものはどれか」というポイントです。

最初の導入は簡単でも、自分のクリニックにフィットした使い方をするにはその後の設定が難しいものがあります。また逆に、稼働するまでの設定が面倒でも、走りだしてからはメンテフリーで楽ちん、というものもあるのです。

このような使い勝手に関わる部分は、クリニックが現在どのようなワークフローで動いているのかによっても変わります。

当『クリニック開業ナビ』でも、各種ベンダーに取材を行い、それぞれのシステムがどのようなものかをご紹介してまいります。ぜひ自分のクリニックに最適なシステムを見つけ、導入後に「導入して良かった」と満足してください。

参照:『株式会社メドレー』「クラウド診療支援システムCLINIS