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あなたは内科系?それとも外科系?

あなたは内科系?それとも外科系?

あなたは内科系?それとも外科系?

今回は将来、内科医になるか外科医になるか、悩みがある医学生さんにむけてお話しします。自分の進路に悩む医学生さんや研修医の先生に、とくに参考になると思います。「医学部に受かって医者になったはいいけれど、自分は「何科」の医師になればよいのか」と悩む医学生さんや、研修医の先生は実際に多いです。

そんな方はこういった視点をもつとよいでしょう。

診断学が好き▶内科系

治療が好き▶外科系

これらについて解説をしていきます。

ただ、その前に医学生さんには注意点があります。医学部の勉強はほとんどすべてが内科の勉強です。そのため、研修医になってから、実際に臨床にでてみて判断することをおすすめします。

診断学が好きならば、内科系

治療は「診断▶治療」

医療のストラテジーはいたって簡単です。「診断▶治療」です。まずは、病態をしっかりと診断しないと、適切な治療ができません。どの医者も診断と治療、両方おこないますが、どちらに寄った医療をするかは分かれます。診断に強い興味があれば、内科向きと言えるでしょう。

診断が大好きな内科医のエピソード

ひとつ象徴的なエピソードをお話します。筆者が、研修医のときお世話になった腎臓内科の先生の話です。その腎臓内科の先生は、「腎炎は、診断までが楽しい」「治療はみんな同じようなものだから」とよく言っていました。まさに、これが内科医です。診断が好きだと思ったら、内科医向きです。

学生の間の診断学と医者になってからの診断学は違う

医学生のうちは、病態を理解する勉強が主になります。一つの病気があれば、「病名」に付随した症状やその症状がでてくる根拠病態を整理して覚えていきます。

一方で、実臨床(実際の医者の場面)では、逆の思考が求められます。症状や経過をうまく患者さんから抽出することに関しても技術が必要です。さらに、症状を組み合わせて、鑑別疾患となる病気を丁寧にあげています。鑑別疾患から診断にいたるために、さらに追加検査をおこなうこともあります。

学生の間とは違って、クリアに診断結果が出ないことも多く経験します。こういった実臨床に楽しさを感じられれば、内科として楽しんで仕事を続けていけるでしょう。

治療が好きならば、外科系

一方で、治療寄りの医療をしたいと思ったら外科向きです。

外科医の仕事の多くは治療

例えば、胃がん、大腸がんの診断は、消化管内視鏡検査でおこないます。これらの検査は、消化器内科の先生が主に担います。診断をしてもらったところで外科医にバトンタッチして、手術や治療をおこないます。治療(手術)に専念しやすいのも、外科医の特徴でしょう。

また、整形外科であれば、骨折かどうかを診断して手術をしたりします。整形外科の場合、診断から治療まで一連の医療を担いますが、多くは治療(手術)に対する仕事をします。

外科系は器質的疾患をあつかうのでわかりやすい

外科は器質的(画像で評価できるもの)をあつかうことが多いです。そのため、医療を提供する医療者も、医療を受ける患者さんも、双方ともにわかりやすい病態です。がんがあれば、それを取る。骨折があれば、それを治す。こういったわかりやすさに魅力を感じられれば、外科向きと考えてよいでしょう。

最近は、外科と内科の差が少なくなっている

医療の進歩により、内科的に治療をする範囲が多くなっています。循環器内科であれば、心臓カテーテル治療があります。狭心症や心筋梗塞の治療の多くは、カテーテル治療でおこなわれます。消化器内科であっても、診断だけでなく、治療も合わせておこないます。早期がんであれば、内視鏡で粘膜下切除をすることも多くなっています。昔のように、「診断は内科、治療は外科」といった区分は少なくなっています。

診断と治療、両方興味があれば「マイナー科」

診断から治療まで一連の治療をすべておこないたい場合は、「マイナー科」を選択することが勧められます。マイナー科とは、整形外科、眼科、耳鼻科といった専攻科のことです。マイナー科の特徴は、一つの臓器や部位に特化して、診断から治療まで全てを担っていくことです。マイナー科を選択した後に、診断寄りか治療寄りか選択をしていくことも可能です。

マイナー科は開業にも向いている

マイナー科は、一般内科と競合をしないため、開業しやすいのも特徴です。研修医のうちは開業について考えていなくとも、経験を経てくると開業に興味が出てくることがあります。その方向転換もしやすいのも、マイナー科の特徴です。

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