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病院、クリニックの自動精算機はどのメーカーがいい? 徹底比較

病院、クリニックの自動精算機はどのメーカーがいい? 徹底比較

病院、クリニックの自動精算機はどのメーカーがいい? 徹底比較

クリニック開業時にはさまざまな設備導入について考えますよね。導入したい設備のひとつが自動精算機ですが、メーカーが色々あって、さらに複数の自動精算機を出しているメーカーもあるため、何をチェックすれば自院に向いている自動精算機かどうか判断できるのかがわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自動精算機を選ぶにあたっての判断のポイントを解説していきます。

自動精算機選択時のチェックポイント

まずは、自動精算機を選ぶときにチェックすべき項目についてみていきましょう。

1. レセコンや電子カルテと連動可能

今から自動精算機を導入するならまず重視するといいのが、「レセプトコンピュータや電子カルテと連動できること」です。連携方法はさまざまで、オンラインである場合もあれば、バーコードを受付で印字して自動精算機に読み取らせる方法も。自院で操作しやすいのはどの連携方法なのかを考えてみるといいですね。ちなみに、オンラインだと手間が少ないのはメリットですが、連携の費用が別途発生するので、コストを抑えたい場合は注意が必要です。また、レセコンのベンダーにも別途費用が必要となる場合があるので、導入後に気づいて後悔することがないよう事前にしっかりチェックしておきたいところです。

2. 初期費用とランニングコストから算出した月換算のコスト

前述の通り、連携方法によってはコストがかさむ可能性がありますが、それ以前にランニングコストにも目を向ける必要があります。ランニングコストを計算するにあたっては、自動精算機の対応年数を考慮する必要があります。自動精算機の対応年数は約5年なので、たとえば初期費用が100万円、月額10万円の保守費用が必要だとすると、月換算では以下のコストがかかります。

100+(10万円×60カ月)=700万円

700万円÷60カ月=12万5,000円

ただし、初期費用に関しては補助金などを活用できる場合もあるので、それも加味して正確な金額を算出すると、導入したほうがいいか検討しやすくなるでしょう。

3. 決済方法の豊富さ

現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーにも対応している自動精算機であれば、患者満足度が向上しやすくなります。また、最近ではQRコード決済も増えています。決済方法が多彩になってきたことで、現金で大きな額を持ち歩かない人が増えていますが、この傾向は今後さらに強くなることが予想されます。さまざまな決済方法に対応していれば患者が安心できるだけでなく、現金受け渡し時の間違いなども防ぐことができます。

4. 操作性のよさ

パソコンの操作などが苦手なスタッフが多い場合などは特に、簡単に操作できることが重要です。また、金銭を十分にプールできる仕様であれば、釣り銭切れが起こりにくいというメリットもあります。

5. 5,000円札が使用可能

自動精算機によっては5,000円札が使えません。患者が5,000円札しか持っていない場合、受付で両替しなくてはならないので、5,000円札が利用できるものを選ぶのが得策でしょう。

クリニック向けの自動精算機にはどんなものがある?

続いては、おすすめのクリニック向け自動精算機をご紹介します。

1. キオスク「スマート簡易自動精算機クリニックキオスク」

簡単操作で使いやすく、比較的低価格な自動精算機です。クレジットカードに対応しているうえ、各種システムとの標準連携が容易。領収書や明細書も発行できます。また、日付会計履歴集計の発行も可能で帳票を印刷するだけで締め処理ができるので、スタッフの業務が効率化されます。さらに、スマホアプリや診察券などのバーコード、QRコードが標準対応となっています。

2. 日立チャネルソリューションズ「クリニック向け自動受付精算機」

音声ガイダンスや画面のイラストで、初めての方でも簡単操作釣銭セット可能。回収時ともに装置が現金を自動計数するので締め業務が簡単確実。安心安価な「日本医師会員向けキャッシュレスサービス」と連携可能。※日本医師会ORCA管理機構様へのお申し込みが必要

3. ハヤレジ 簡易自動精算機「ハヤレジスタンド」

あらかじめ残置金の金種や枚数を登録して自動釣銭機に投入しておけば、自動で設定数に計数して自動釣銭機内に残置されます。そのため、レジ締めにかかる時間を大幅に削減できるのが大きなメリットです。クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済にも、オプションで対応しています。

4. 株式会社寺岡精工/ハッピーセルフ

混雑状況や人員配置に精算機と釣銭機として機能の使い分けが可能。

タッチパネル方式による分かりやすい精算に加え、多言語対応(日本語/英語/韓国語/中国語切り替え可能)の音声ガイダンスも搭載。マルチ決済端末との連動対応や、24時間365日のサポート体制も備えています。

5. 株式会社ポスコ/レセPOS(R) 

患者別に、現時点での未収残の一覧を表示できます。オプションによる音声ガイダンス機能や、クレジット・電子マネー対応も可能。24時間サポート体制を備えている点も魅力です。

6. 株式会社カワニシバークメド/テマサックPro

院内広告機能 デジタルサイネージ機能を搭載。

標準機能として多言語に対応しており、クレジット・電子マネー・交通系カード・QRでの決済も可能です。

クリニックの雰囲気を損なわないよう、カラーの選択も可能です。362日の安心のサポート体制も備えています。

7. スマセル 「セルフ入金機」「自動精算機」

超スリムな「セルフ入金機」は幅40mm。紙幣および硬貨のユニットを使い勝手よくレイアウトすることができます。領収書、明細書、処方箋引換券発酵可能な「自動精算機」も同様にコンパクトなサイズ感が魅力。循環式コインホッパー採用なので、釣り銭切れを起こしにくいです。

8. ノモカ 自動精算機「ノモカスタンド」/クリニック専用自動釣銭機・セルフレジ「ノモカレジ」

「ノモカスタンド」は、レセコンと連携することでスタッフの業務を楽にしてくれる自動精算機です。領収書、明細書、お薬引換券が標準発行。再来時受付も診察券を読み取るだけなので受付業務の負担が軽減されます。電子カルテおよびレセコンと連携されているセルフレジ「ノモカレジ」は、クレジットカードなどのキャッシュレスにも対応しています。

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