>
>
>
AI問診ユビー(Ubie)の機能・特徴・導入費について

AI問診ユビー(Ubie)の機能・特徴・導入費について

AI問診ユビー(Ubie)の特徴・機能について

医師・クリニック院長、スタッフの皆さんは、問診に時間を取られてはいないでしょうか。手書きの問診票を引き写したりといった作業も行っていると、その分の時間と手間がもったいないですね。また、患者さん側からしても、来院前にクリニック外で問診を受けられると便利ですし、手書きではなくITデバイスで行えれば楽です。

『AI問診ユビー』は、これらの要望を解決してくれるサービスです。

主要電子カルテメーカーを徹底比較!導入後、後悔しないための  かしこい電子カルテの選び方

「AI問診ユビー」の特徴・機能

「AI問診ユビー」は、クリニック内でタブレットを用いて問診を行うシステムです(クリニック外でも可能:後述)。患者さんがタブレットに表示される質問に答えると、問診票ができあがるようになっており、医師・クリニック院長はこれをパソコンの画面で確認、管理できます。

「AI問診ユビー」の最大の特徴は、自ら推論し、学習するAIを用いて患者さんに問診を行うことにあります。その製作には、5万本以上の医学論文を参照し、3,500種類の質問を作成するという過程を経ており、医師をアシストするべく、的確な問診を行ってくれるのです。

patient screen 01

↑患者さんの行う問診画面。主訴ですが「症状」などを入れます

AI問診 Ubie AIが有効な質問を次々に行う

↑このようにAIが有効な質問を次々に行います

AI問診 Ubie 異端の場所も患者さんにお答えしたもらえることができる

↑このように痛みの場所も患者さんに答えてもらうことができます

「AI問診ユビー」は全部で20問ほどの質問を行います。患者さんが問診に必要な時間は3~5分ほどです。

「AI問診ユビー」には以下の機能が備わっています。

「AI問診ユビー」の機能

  • 問診
  • 問診で患者さんに聞きたい項目の追加設定
  • 問診票の作成
  • 電子カルテとの連携(オプション)
    etc.
AI問診Ubieがまとめた問診表の図

↑「AI問診ユビー」がまとめた問診票です。医師は患者さんの回答をこのような画面で見られます。「主訴」「現病歴」「シェーマ」を確認でき、問診から考えられる参考病名が右端に表示されます。お薬手帳や紹介状もスキャナーを通じてテキスト化できます

「AI問診ユビー」では患者さんの回答を問診票にふさわしい、すなわち医療現場で使われる言葉に置き換えてくれます。シェーマも表示されますので非常にしっかりした問診票ができあがります。また、電子カルテにそのままコピペすればよく、その作業も電子カルテとのつなぎ込みを行えば、ボタン一つで実行できるという具合です。

つまり、「AI問診ユビー」を用いると医師、スタッフの時間を効率化でき、その分の時間をより重要な仕事に振り向けられるのです。

※機能の詳細については本記事末の「AI問診ユビー」のサイトを参照してください。

「AI問診ユビー」の導入準備・導入に必要な時間

「AI問診ユビー」のシステム自体はクラウドサーバー上にあります。患者さんは、タブレット、スマホなどでシステムにアクセスし、問診を受けます。クリニック側もクリニックのアカウントでクラウドサーバーにアクセスして問診結果を閲覧できます。

ですので、クリニック側・患者さん側で準備するものは以下になります。

クリニック側で準備すること

  • インターネット環境
  • インターネットに接続可能なPC

患者さん側で準備すること

  • 特になし
    (来院時にタブレットで問診を行う場合)
  • インターネットに接続可能なスマホ、タブレット、PC
    (クリニック外でWeb上で問診を行う場合)

導入を決めると、クニック用のアカウントが発行されますので、それでクラウドサーバー上のシステムにアクセスすれば基本準備完了です。

サービス開発・提供元の「Ubie株式会社」に伺ったところ、セットアップされたタブレットの納品に約1週間かかるとのこと。その間にアカウントの発行も終わっていますので、クリニック側は納品時から問診システムを使い始めることが可能です。

ただし、患者さんがクリニック外で自分のスマホなどを用いて問診を行う場合には、アクセスするURLを患者さんに伝え、誘導しなければなりません。クリニック側は、発行されたURLへのリンクをクリニックの公式サイトなどに貼り、「問診はこちら」などの表記と共に案内する必要があります。

「電子カルテ」「レセコン」との連携

「電子カルテ」と連携可能です。つなぎ込みを行えば、ボタン一発で「AI問診ユビー」の問診データを「電子カルテ」上に書き込むことができます。ただし、つなぎ込みには「電子カルテ」メーカーとの打ち合わせが必要です。

「AI問診ユビー」のサポート体制

「AI問診ユビー」は電話サポートを行っています。

月~金(9:00~18:00)/土(9:00~12:00)/日祝は休み

サポートの電話番号はクリニック側の管理画面のページに書かれています。また、メールサポートも「問い合わせ」から可能で、受け付け時間は上記の電話サポートと同じです。

「AI問診ユビー」の導入費用

クリニックでの「AI問診ユビー」の導入費用は以下になります。

  • ライセンス料:26.4万円(税込)/年

まとめ

「AI問診ユビー」を導入すれば、問診票を印刷して準備する、問診票を引き写すといった医師・クリニック院長、スタッフの手間を大きく削減できます。加えて、患者さんが問診に費やす時間も軽減できます。実際に導入したクリニックからは「問診に必要な時間が1/3になった」との声も上がっています。

さらに「AI問診ユビー」の問診では、医師の考えになかった「可能性のある疾病」が表示されますから、「そういう考え方もあるか」と医師の視野を広げる手伝いもしてくれます。「AI問診ユビー」は、医師・クリニック院長、スタッフの良きアシスタントとして機能するサービスだといえるでしょう。

※「AI問診ユビー」についての詳細は以下の「Ubie株式会社」のページを参照してください。

https://intro.dr-ubie.com/

上記記事は、2020・12の情報を元に作成しています。


関連記事

WEB問診導入のメリット・デメリットとは

WEB問診導入のメリット・デメリットとは

時間短縮の鍵。ICT導入で患者満足度を上げる医療現場

時間短縮の鍵。ICT導入で患者満足度を上げる医療現場

医療現場におけるデジタル化の事例紹介

医療現場におけるデジタル化の事例紹介

oncall

クリニックの在宅医療を支援する「ON CALL」を紹介!利用メリットやサービスの意義とは

医療現場エピソードピックアップ

【さすが先生】精神科ドクターの患者対応エピソード

【さすが先生】精神科ドクターの患者対応エピソード

カルテ入力のあれこれ

カルテ入力のあれこれ

医師と看護師の恋愛

医師と看護師の恋愛

医師のパワハラに耐えられなくなったスタッフの行動

医師のパワハラに耐えられなくなったスタッフの行動

あなたは内科系?それとも外科系?

あなたは内科系?それとも外科系?