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コロナ禍におけるクリニックができる対策5選

コロナ禍におけるクリニックができる対策5選

新型コロナウイルスの世界的パンデミックが起こり、日本でも医療の現場は大きな影響を受けています。患者さんは、このコロナ禍の中、感染を避けるため診察を受ける際にもできるだけ院内にいたくないと考えるようになっています。このような環境の中、クリニックでできる対策とはどのようなものでしょうか。

不要不急の診療の見直し

感染リスクを軽減するため、不要不急の診療を延期することはコロナ対策の一つです。また、厚生労働省が不要不急の外出を控えるように呼び掛けたこともあり、患者さんの方で「これは不要不急」と判断し、受診を控えるケースも増えています。

クリニック、患者さん共にコロナの感染対策を行っていることになるのですが、問題はクリニックの収入が減ることです。実際、健康保険組合が医療費について調査した結果を公表していますが、

対前年同期比
4月
対前年同期比 -8.0%
5月
対前年同期比 -15.6%
6月
対前年同期比 -16.5%

と大きく減少しています。感染拡大を防ぐためにも不要不急の診療を延期することは有効ですが、その一方でクリニックの収入に大きな打撃を与えることは押さえておかなければなりません。

1.オンライン診療による遠隔診療対策

コロナ禍によって厚生労働省は「オンライン診療」の要件を緩和しています。「オンライン診療」は、簡単にいえばビデオチャットで診察を行うというものです。患者さんが遠隔地にいても診察が可能なため、コロナの第三波が懸念される中、オンライン診療を開始するクリニックが増えています。不要不急の外出を避ける患者さんを診察できるので、クリニックの収入を増やすためにも役立ちます。

2.予約システムを導入し混雑の緩和

感染を避けるため、できるだけクリニックにいたくないという患者心理に応える対策が必要です。「予約システム」を導入すると、この対策が可能です。患者さんのスマホに「現在の待ち人数」や「自分の順番まで○分ぐらいです」といった通知を出せるため、患者さんはクリニック内で待たずに済みます。また、予約システムの導入は、新たな患者さんの獲得にもつながります。ネット上で検索、予約という導線が得られるからです。つまり、医療収入の減少をカバーする対策にも使えるわけです。

3.自動釣銭機導入で極力受付との接点を避ける

患者さん自身に精算業務を行ってもらえるよう、POSレジと連携する「自動釣銭機」を導入すると、スタッフと患者さんの接触機会が減少し、感染予防になります。スタッフのワークロードを軽減することにもつながり、一石二鳥かもしれません。また、自動釣銭機を導入すると確実に釣り銭ミスが減少します。

4.発熱がある場合とない場合でクリニックの間取りを分ける

患者さんの症状によってクリニックの間取りを工夫するのも一つの感染対策です。例えば、発熱のある、なしによって待合を区分する。また、診療室も分けるといった具合です。簡易的ですが隔離するわけです。単純ですが、だからこその効果が見込めます。

5.ホームページ上にて、コロナ対策をしている状況を伝える

コロナ対策を行っている旨をクリニックのホームページで告知するのも一つの方法です。患者さんにコロナ対策の要点について知らせることもできますし、クリニックの姿勢のアピールにもなります。また、予約システムを導入しているなら、メール機能、通知機能を使って個々の患者さんにコロナ対策について発信するのもよいでしょう。

クリニックでのコロナ対策についてはさまざまな方法がありますが、できれば医療収入を上げられるものがいいでしょう。その意味では「予約システム」の導入などは、クリニックのアピールもできるのでおすすめです。またSNSを使った情報発信も来院を促す効果が期待できるいい方法です。クリニックでのコロナ対策に取り入れることを考慮してみてはいかがでしょうか。