勤務医の一日はどんなスケジュール？

勤務医の仕事は診療科によっては不規則

医療機関の外来の受付時間は決まっているため、一般内科や皮膚科に勤務している医師の場合、時間外の診察などが入ることはほとんどないと考えていいでしょう。しかし、人の命に関わる産婦人科や外科、また救急外来がある医療機関の場合、いつ何が起こるかわからないため、呼び出しがつきものです。夜間や休日に連絡がくることも多く、精神的にも休まらない一面があるといっていいでしょう。

では、そうした緊急の場合はひとまず置いておいて、一般的な一日のスケジュールをみていきます。

夜勤のない診療科での一日のスケジュール

まずは、夜勤のない診療科での平均的な一日のスケジュールをみていきましょう。

一般的に診療時間は午前の部と午後の部に分かれていて、休診時間が設けられていますが、午前の部の診察が長引くなどしてまともに昼食を取れないこともしばしば。昼食は、家から持参する人もいれば、院内のコンビニや売店、食道を利用する人もいます。

夜勤のある診療科での当直の日のスケジュール

続いては、夜勤がある診療科における当直の日のスケジュールをみていきましょう。当直の日は、通常勤務後にそのまま夜勤を開始するケースが大半です。

当直の翌日も日勤が続く場合は体力的に相当ハード。とれるときにしっかりと仮眠をとっておくことが必要です。

手術のある日の外科医の一日のスケジュール

続いては、手術がある外科医はどのような一日を送っているのか、手術がある日とない日それぞれのスケジュールをみていきましょう。

手術のない日の外科医の一日のスケジュール

手術がない日は余裕がありそうに思えるかもしれませんが、勤務後にそのまま当直スタートとなる日もあることを考えると、やはり相当ハードであるといえるでしょう。

開業医の一日のスケジュール

続いては、比較のために開業医の平均的な一日のスケジュールをみていきましょう。

入院設備などのない小さな規模のクリニックなら、夜勤もない場合が多く、体力的にも無理なく働くことができるでしょう。

自分に合った働き方を見つけるのが一番

診療科や夜勤・当直の有無によって一日のスケジュールが大きく変わる勤務医の仕事。「一日のリズムが安定しないのは辛い」と感じるなら、夜勤や当直がない診療科を選ぶのも一手。今現在は夜勤や当直があるけど、将来的には生活のリズムを安定させたいと考えているなら、一般内科への転職や開業を検討するのもいいかもしれませんね。