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【脳外科医あるある】としてよく言われているのはどんなこと?

【脳外科医あるある】としてよく言われているのはどんなこと?

【脳外科医あるある】としてよく言われているのはどんなこと?

医師という職業に対してもさまざまなイメージがありますが、診療科別にみても、それぞれのイメージがあるものです。「こんなことしてそう」「こういうタイプが多そう」などだけでなく、一緒に働いている看護師からすると、“●●科の医師あるある”というものもあるでしょう。その中から今回は、“脳外科医あるある”にスポットをあてて見ていきましょう。

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看護師からはどんな声が上がっている?

脳外科で働いている看護師は、脳外科医に対して「変わり者が多い」「気分屋が多くてご機嫌を取るのが大変」「細かいことにもよく気が付いて間違いを指摘してくる」などの印象を持っている人が多いようです。しかもどうやら、“変わっている”“性格が細かい”は割とあるあるなよう。ではなぜ、そういうタイプが多いのかを考察していきましょう。

脳外科医に向いているのはどんな人?

考察のために、まずは、どんな人が脳外科医に向いているのかをみていきましょう。脳外科医は、脳に関する疾患を治療する専門家です。具体的な病名としては、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などが挙げられるほか、事故により頭部に外傷を負った場合なども、脳外科医が手術や治療をおこなう場合があります。

脳にメスを入れることは失敗が許されないこと。命が危ない病状の患者も診ることから、深い洞察力や瞬時の判断力、手先の器用さなどが求められるでしょう。また、高度なスキルと繊細なケアには神経を使うため、オンオフを上手に切り替えて心身を休める器用さがあるに越したことはありません。

さっきまでは厳しい顔をしていたのに、処置が終わった途端にやわらかい表情になると、人によっては「変わっている」「気分が変わりやすい」という印象を抱くのかもしれません。また、患者の些細な変化も見逃さない洞察力が、性格の細かさとリンクしているとも考えられます。

キャリア面にはどんな“あるある”がある?

では、キャリア面に関してはどんな“あるある”があるかというと、一番に挙げられるのは、キャリアチェンジする人が多いということでしょう。なぜかというと、脳神経外科の手術には、顕微鏡やマイクロサージャリーを使うから。手元や視力が衰え始めると、思うように手術できなくなるからです。また、手術時間が長時間に及ぶことが多いため、体力的にこたえるようになる医師もいるようです。

第一線を退いた脳外科医は、新たなキャリアを選択することになります。選択肢としては主に3つ。一般病院やクリニックで、外来や救急、他科からのコンサルト依頼を受ける働き方、病院のリハビリテーション科への勤務、療養方病院での病棟管理が考えられます。

また、なかには、視力の衰えを機にメスを置かなければならない将来を見据え、早い段階から他の診療科への転職準備を進めている脳外科医もいます。そのほか、脳ドックをおこなう医療機関で予防医療に携わる働き方もあれば、最近では、IoTの発展によって、専門医による遠隔手術のサポートが求められることもあります。また、超高齢化社会となった今、脳卒中後の長期療養が必要な患者さんのリハビリにおいて、脳神経外科医の知見が必要とされることも増えています。

セカンドキャリアについて考え始めるのは若いうちがベスト

さまざまな選択肢があるので、「セカンドキャリアについて考えるのはメスを置いた後でいいや」と考えてしまうかもしれませんが、アラフィフ前後になって一から新しいことにチャレンジするとなるので、準備不足ではうまくいかない可能性もあるでしょう。なによりも自分自身が気持ちよく次のキャリアをスタートさせるために、少しでも早いうちから将来の構想を練っておくに越したことはありませんよ。

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