医療特化型予約管理システム 「メディカル革命 byGMO」 の機能・特徴について
診療予約システムの導入を進めるクリニックが多くなっています。コロナ禍によって「三密を避けること」が推奨されているためですが、医師、スタッフの業務の効率化という面もあります。また、予約-来院受付-診察-会計がスムーズに行えれば患者さんの待ち時間を減らすことが可能です。
「メディカル革命 byGMO」(以下、メディカル革命)は、クリニックと患者さんの双方にメリットをもたらすように設計された医療予約管理システムです。
「メディカル革命」の特徴・機能
診療予約システムには、大きく分けて「順番制」「時間制」「時間帯制」の3つがあります。順番制は銀行などでも使われている「早い者順」のシステムです。「時間制」とは「○月△日14時30分」といった指定で予約を入れるもの、「時間帯制」とは「○月△日14時~15時の時間帯」という指定で予約を入れるものを指します。
「メディカル革命」は上記3つに対応しています。また、複数診療科目の予約などにも対応可能です。
オプションで用意されている連鎖予約機能を活用すると、1件の予約につき、診察や検査、処置を行う医師のスケジュールと、診察室や検査機材のスケジュールを同時に押さえる必要がある予約などができるようになります。
例えば、心療内科の初診の際に医師のスケジュールと検査室の予約を同時に押さえたり、内視鏡検査、人間ドックなどの機材管理を行ったりといった活用が可能です。
↑患者さんが予約を行う画面(トップページのイメージ画像)
↑患者さんへの注意事項などを表示することもできます
↑予約が空いている時間を患者さんが確認できます(イメージ画像)
↑クリニック側の予約確認画面
↑連鎖予約機能を利用すると同時に二つの予約を入れることが可能(イメージ画像)
「メディカル革命」は以下の機能を備えています。
「メディカル革命」の主な基本機能
- Web予約受付
- 予約管理
- 予約完了の通知/リマインダー(予約直前お知らせ)
etc.
オプションで追加可能な機能・サービス
- 連鎖予約
- 「LINE」やスマホアプリ、電話での予約
- 来院時の受付(スマホでQRコードを受付機にかざすなどでチェックイン可能)
- 電子カルテやレセコンとの連携(メーカー・機種により対応状況は要確認)
- 問診システムとの連携
- 導入サポート(スタッフへのレクチャーと導入当日の現地立会い)
- クレジットカード決済
Webやアプリを使い慣れない高齢の患者さんが「電話」を使って予約できるのも注目ポイントです。この場合、郵便の再配達依頼のような自動音声によるガイダンスに従って予約を行います(オプション)。
またユーザーの多い「LINE」連携が可能な点も注目に値します(オプション)。患者さんは「LINE」から予約が入れられますし、クリニックは「LINE」へ「予約前日です」などのメッセージを送ることができます。
上掲のQRコードをスマホで読み取り、デモアカウントを友達登録するとLINE予約を試せます。
※他にも機能がありますので、詳細については本記事末の「メディカル革命」のサイトを参照してください。
「メディカル革命」の導入準備・導入に必要な時間
「メディカル革命」はクラウドサーバー型の医療予約管理システムで、システム自体はクラウドサーバー上にあります。そのため、基本的にはクリニック側、患者さん側にはインターネット環境、またインターネット接続できるPCなどがあればOKです。
クリニック側で準備すること
- インターネット環境
- インターネットに接続できるPC
患者さん側で準備すること
- インターネット環境
- インターネットに接続できるスマホ、タブレット、PC
- アプリのダウンロード、インストール
(アプリはオプション。予約はWeb上や電話からでも可能。電話予約はクリニック側の対応状況による)
ただし、患者さんに発行したQRコードを用いて受付を行う場合、受付スタッフが予約管理に利用するPCとは別に、「QRコードを読み取るスキャナー」をUSB接続したタブレット端末として「Surface Pro7」を1台用意する必要があります(オプション)。
サービス提供元の「GMO医療予約技術研究所株式会社」に伺ったところ、「メディカル革命」の導入前に無料でお試しが可能。お試しから導入までは平均2カ月ほどかかるとのこと。
導入までの流れは以下のようになります。
- 無料でお試し
- その後、医師・クリニック院長にヒアリング
- クリニックに合わせて設定を行う
- 医師・クリニック院長がOKとなったら申し込み
- 医師・クリニック院長にヒアリングを行い設定の見直し
- 「電子カルテ」との連携(オプション)
- クリニックスタッフへの説明、トレーニング(ここで設定に再修正が入ることも)
- すでに入っている予約を「メディカル革命」に移植
- 患者さんへの告知
- 公開、運用開始
複雑な予約をこなせるシステムですので、医師・クリニック院長との打ち合わせが非常に重要とのことです。導入の際には、患者さんがスムーズに予約できるよう、またクリニックのワークフローにどのように適合させるか十分に相談することをおすすめします。
「電子カルテ」「レセコン」との連携
「メディカル革命」は「電子カルテ」との連携が可能です(オプション)。大手はじめ20社以上の「電子カルテ」とのつなぎ込み実績があるとのこと。ただし、電子カルテメーカーとの相談が別途必要です。また、一部に対応できない「電子カルテ」もあります。
「メディカル革命」のサポート体制
「メディカル革命」はチャットサポートを行っています。
月~金(9:00~18:00/土日祝は休み)
管理画面からサポートシステムに入り問い合わせを行います。基本、当日中に返信を行いますが、解決に時間のかかる質問の場合は数日かかることもあるとのこと。
「メディカル革命」の導入費用
「メディカル革命」の導入費用は以下になります。
- 基本機能導入費:20万円[税別]
- 運用費:2万円/月[税別]
※オプション機能の価格については要相談
「メディカル革命」はクラウド型で、クリニックにサーバーを設置する必要はありません。インターネット環境とパソコンがあれば利用を始められる簡便さと、複雑な予約にも対応できる柔軟性を併せ持った医療予約管理システムです。
診療予約システムの新規導入、また既存のシステムからの入れ換えを考えているのであれば選択肢の一つとして一考するのはいかがでしょうか。
現在、「メディカル革命」では「新型コロナウイルス対策専用プラン」として、Web予約や診察の呼び出し機能などの4機能・サービスを期間限定で無料で利用可能です。機能制限はありますが、診察予約・診察順の通知などは装備していますので、このサービスがどのようなものかは体感できます。一度実際に触ってみても良いでしょう。
※「メディカル革命」についての詳細は以下の「GMO医療予約技術研究所株式会社」のページを参照してください。