病院に自動精算機を導入するメリットは?
ここ数年で自動精算機を導入する業界はぐっと増えました。消費者にとってもっとも身近であるコンビニエンスストアも、導入する店舗が増えています。では、自動精算機を導入するメリットはどんなところにあるのでしょうか? 今回は、医療機関にとってのメリットにスポットをあててみていきます。
自動精算機導入のメリット1 :業務の効率化
まず考えられるメリットは、業務の効率化です。セルフ式の自動精算機器であれば、患者が自分で精算してくれるため、会計の手間が省けます。また、レセコンや電子カルテと連動できるタイプを選べば、さらに業務の効率化が図れるでしょう。
レセコンや電子カルテとは、院内LANの接続によって連携されます。自動精算機とレセコン、電子カルテが連携されれば、「どのスタッフが、いつ、いくら請求したか」「いくらお釣りが返金されたか」「どんな手段で決済されたか」「自費であったか保険証利用であったか」「どんな科目で受診したのか」などまで記録されます。自動精算機の種類によっては、連携することで、電子カルテ、レセコン側で未収金管理までおこなえるようになるものもあります。
自動精算機導入のメリット2 :会計の待ち時間が短くなる
「業務の効率化」はスタッフ目線のメリットですが、会計がスムーズであることのメリットを患者目線で考えると、「会計の待ち時間が短くなる」でしょう。また、待ち時間が短くなることによって患者満足度が上がり、ひいてはクリニックの評価向上にもつながることが考えられます。
自動精算機導入のメリット3 :金銭授受の必要がなくなる
金銭授受の必要がなくなるため、そのぶん、感染のリスクが低減します。感染対策の重要さが叫ばれている昨今、人との接触を極力避けたいと考える人も多いので、これは患者にとってもうれしいポイントといえるでしょう。
自動精算機導入のメリット4:英語対応の機器であれば外国人がわかりやすい
受付スタッフが英語に堪能でない場合、英語対応機能がついた自動精算機があれば安心です。表示をみればいくら支払えばいいかわかるため、患者側も安心でしょう。また、「セルフレジJP」のクリニック専用自動精算機には日・英・中・韓の4か国語に対応しているものもあるので、中国人や韓国人の患者の来院が多く見込まれる場合には、機器について詳しく調べてみてもいいかもしれませんね 。
自動精算機導入にはデメリットもあります
こうしてみると、自動精算機導入で得られるはいいことばかりのように思えますが、自動精算機導入にはデメリットもあります。詳しくは、病院に自動精算機を導入するデメリットは?でご確認ください。
機器独自の機能を駆使すればさらなるメリットを実感できる
自動精算機の主なメリットは上記で紹介した4つですが、機器によっては、「顔認証機能を追加すれば、診察券を忘れた患者も受付・精算が可能になるうえセキュリティ面でも安心」などのメリットも得られます。まずは、どの機器にどんな機能がついているのかを比較することで、自院にぴったりのものはどれなのかを絞っていけるといいですね。