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電子カルテのシェアランキングを知りたい! 

電子カルテのシェアランキングを知りたい! 

電子カルテのシェアランキングを知りたい! 

電子カルテの導入を考えているけど、種類がありすぎてどれを選んだらいいかわからないという人は多いかもしれません。そこで今回は、電子カルテ選びのひとつの指標となりうる「シェアランキング」を紹介します。ぜひ、クリニックの電子カルテ選びの参考にしてください。

2020年度のシェアランキング

電子カルテ導入シェアランキングを公開しているサイトはいくつかありますが、今回はそのなかから、「日経メディカル開業サポート」が開業医286人を対象におこなったアンケート結果をもとにランキングを紹介します。アンケートの結果、2020年度の電子カルテ導入シェアランキングで第1位にランクインしたのは、PHCの「Medicomシリーズ」。続く第2位は同率で2社の電子カルテがランクイン。ビー・エム・エルの「Medical Station」「Qualis」、富士通「HOPEシリーズ」となっています。

≪電子カルテ導入シェアランキング2020 ≫

順位前回順位企業名、製品名形式
1位2位PHC「Medicomシリーズ」オンプレミス型(クラウド利用可能)
2位4位ビー・エム・エル「Medical Station」「Qualis」オンプレミス型
2位3位富士通「HOPEシリーズ」オンプレミス型(クラウド利用可能)
4位5位ラボテック「SUPER CLINIC」オンプレミス型
5位1位ダイナミクス「Dynamics」オンプレミス型
6位9位エムスリーデジカル「M3 Digikar」クラウド型
7位8位ユヤマ「BrainBoxシリーズ」オンプレミス型/クラウド型 2製品あり
8位初登場島津メディカルシステムズ「SimCLINICシリーズ」オンプレミス型
9位7位キャノンメディカルシステムズ「TOSMECシリーズ」オンプレミス型
10位6位富士フィルムヘルスケアシステムズ「HiSEEDシリーズ」オンプレミス型/クラウド型2製品あり

参照:日経メディカル開業サポート「電子カルテ導入に関するアンケート 電子カルテ導入シェアランキング2020」より一部抜粋

TOP3の電子カルテの特徴は?

続いては、TOP3にランクインした電子カルテの特徴を見ていきましょう。

第1位=PHC「Medicomシリーズ」

第1位にランクインのPHCは、医療一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf」「診療所用医事一体型電子カルテシステムMedicom-HRV」を展開しています。このうちクリニックで使うのに適した「Medicom-HRV」は、入力インターフェイスの使い勝手のよさが特徴的。また、豊富なデータベースを搭載している電子カルテならではのチェック機能や表示機能、データ連携のしやすさなどにも定評があります。

参照:

PHC 医療一体型電子カルテシステム Medicom-HRf

PHC 診療所用医事一体型電子カルテシステム Medicom-HRV

第2位=ビー・エム・エル「Medical Station」「Qualis」

株式会社ビー・エム・エルの「Medical Station」は、レセコン一体型システム搭載のワンランク上の電子カルテ。タブレットPCや無線LAN、音声入力などの最新のテクノロジーにもいち早く対応してきました。同じくビー・エム・エルの「Qualis(クオリス)」は、診療アラーム機能や外注検査の見える化にも対応した新世代電子カルテシステムです。

参照:

ビー・エム・エル「Medical Station」

ビー・エム・エル「Qualis」

同率2位=富士通「HOPEシリーズ」

"より快適、より簡単、より安心"を形にした無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE LifeMark-SX」、"いつでもどこでも医療を支える"クラウド型電子カルテシステム「HOPE Cloud Chart II」などのラインナップがそろっています。

参照:

富士通 無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE LifeMark-SX」

富士通 クラウド型電子カルテシステム「HOPE Cloud Chart II」

オンプレミス型、クラウド型の違いは?

ランキングから明らかなことのひとつが、現状はオンプレミス型の支持率が高いということです。なかには、クラウド利用可能なものなどもありますが、割合としては圧倒的にオンプレミス型に軍配が上がっています。しかし、2010年から解禁されたクラウド型の電子カルテも、最近ではシェアを上げてきています。

オンプレミス型は、情報システムの設備を院内に保有する必要があるため、サーバーやプリンタ、パソコン、ネットワークシステム、バックアップメディア、無停電電源装置などを自院で用意しなくてはなりません。そのため、初期費用は高くなる傾向にあります。しかし、クラウド型は、インターネット上のクラウドでデータを管理するため、最初にそろえなければならないハードや初期費用が少なくて済みます。

たとえば、シェアランキング6位にランクインしている、「M3 DigiKar」もクラウド型ですが、初期費用0円、月額9,800円~、永年買い替え不要で機能面も充実しているので快適に使い続けることができます。

参照:エムスリーデジカル株式会社「M3 DigiKar」

また、Mac・Windows・iPadで自由に操作できるクラウド型電子カルテ「CLIUS」も、月額12,000円と手ごろでありながら、WEB問診、オーダーチェック、在宅機能、経営分析ツール、予約機能などの豊富な機能を活用できます。

参照:株式会社Donuts「CLIUS」

導入前に時間をかけて比較検討しよう

自院と相性がいいのはどちらのタイプなのか、メリット、デメリットを比較しながら考えてみると、それだけでも導入すべき電子カルテの候補を絞ることができるので、導入を検討している人は、ぜひ一度時間をとって比較検討してみてはいかがでしょうか?

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