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アルコール噴霧用のディスペンサーを導入するには?

アルコール噴霧用のディスペンサーを導入するには?

新型コロナウイルス感染症予防のため、あらゆる場所にアルコール噴射用のディスペンサーが置かれるようになりました。クリニックでも入り口や受付前など、複数の場所に配置されていますね。今回は、このディスペンサーのタイプやそれぞれの価格、メリット・デメリットをご紹介します。

安価で手軽なボトルタイプ

アルコールディスペンサーは、利用者がプッシュしたりペダルを踏んだりして噴霧させるタイプと、自動噴霧タイプの2種類があります。

最も設置が簡単なのは、ワンプッシュで噴霧できるボトルタイプの消毒用アルコールをそのまま置くケース。特殊な機器を用いないため、導入が手軽です。指定医薬部外品のアルコール消毒液は、メーカーや内容量、また販売業者によって異なりますが、大手通販サイトでは、1リットルボトルで1,000~2,000円程度で販売。また、海外メーカーや、日本メーカーが輸入販売しているものは1,000円以下でも購入可能です。

このタイプは、ボトルを交換するだけという手軽さが魅力。しかし、ボトルをそのまま置くので、「おざなり」な印象を与えかねないのはデメリットです。また、一度に噴霧される量がボトルの押し加減によって異なるため、残量や使用量が読めないのもネックといえます。

足踏みスタンドは価格がネック

「ボトルそのままでは味気ない」と感じる場合は、ペダルを踏んで利用する「足踏みスタンド」の導入がおすすめです。クリニックよりも大きな病院で多く導入されており、利用者がペダルを踏むと、上部に設置されたボトルのボタンが押される仕組みです。手を直接触れずにアルコール消毒液が噴霧できるため重宝されています。

足踏みタイプの専用スタンドは、1万円前後の価格で販売されています(3~4万円の高額な足踏みスタンドもあります)。ボトルを入れ替えて使うほか、専用のスプレーボトルが付属している場合は、アルコール消毒液を補充して利用します。高さが調節できるタイプもあるので、例えば大人用、子供用とそれぞれ導入するというのもいいでしょう。

手を触れずにアルコールが噴霧できますが、足踏みスタンドは高額です。値段が気になる、また使わなくなった場合の置き場所に困るのなら、リースでの利用もおすすめです。アクリルパネル、足踏みスタンドなど新型コロナウイルス感染症対策に必要なアイテムを一括でレンタルするのもひとつの方法です。

患者さんの手間を減らせる自動噴霧タイプ

自動噴射タイプは、センサーが手を感知してアルコール消毒液を噴射するというものです。こちらはボトルタイプではなく、専用のパックタイプのアルコール消毒液を補充して使う仕組み。サイズは受付台の上に置けるような卓上タイプから入り口に置く大型タイプまでラインアップされています。

比較的安価なのは小型タイプで、一般的なもので1万円前後、安いものだと2,000~3,000円で購入できます。高額なタイプの中には、消毒だけでなく検温も自動で行える機能を有しているものもあり、個別に検温システムと消毒システムを導入しなくて済みます。

自動噴霧タイプは、やはり導入価格がネックです。また、初期設定やトラブル対応に手間がかかるのも気になる点。電源が必要なタイプは、コンセントのある場所しか設置できないのもデメリットです。しかし、噴霧される量が一定で、手をさっとセンサーにかざすだけと患者さんが押したり踏んだりといったアクションを起こさなくて済みます。病気で苦しいときはポンプをプッシュするのもつらいものですから、わずかですがその苦労を取り除けるのは大きいでしょう。

こちらも足踏みタイプと同様に、リースで利用することができます。リースの場合は、保守や点検、アルコール消毒液の補充まで任せることができるのも大きいでしょう。リース価格は、月額6,000~7,000円ぐらいが相場です。

医療機関にとって必要不可欠な「アルコール噴霧用のディスペンサー」について、そのタイプや価格、メリット・デメリットをご紹介しました。導入の際には、手間やコスト、また患者さんのニーズなどを考慮して、どのタイプにするのか決めるといいでしょう。