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代診の先生を選ぶときの注意点

代診の先生を選ぶときの注意点

近所の病院と仲良くするメリット

クリニックを開院するときなど月曜日~日曜日までの1週間、診療日どのようにするか悩まれると思います。

しかしこれら全ての曜日に対し、医師会に出席や学会参加など、自らが診察できない日が必ずきます。そのようなご自身で診察ができない日に代診を頼まれると思います。

そこで今回は代診の先生を選ぶときの注意点を紹介します。

代診の先生を選ぶ方法

代診の先生を選ぶ方法は大きく2つあります。

1.知人・友人先生に依頼する

代診の先生に知人や友人を選ぶことが最も多いと思います。少し無理な相談もしやすいですし、何より気心を知っているので安心です。それゆえに既に代診の先生を知人・友人に依頼されている先生は多いと思います。

2.人材紹介会社を利用する

急にどうしても診療ができなくなるなどイレギュラーなことが起きたとき紹介会社はとても頼りになります。知人・友人にお願いしても予定が合わないときにも重宝します。

代診の先生の失敗談

代診の先生を選ぶ方法は大きく2つありました。この2つそれぞれの失敗談を紹介します。

1.知人・友人先生依頼による失敗談

知人・友人の先生は私のクリニックの院長と繋がりがあるため、基本スタッフとの関係も良好でありました。しかし重視しなければいけない患者様との関係がすこぶる悪い先生でした。

知人・友人としての接し方と仕事時の人格は別になります。私のクリニックにきていただいた先生は毎回お土産を持ってきてくれたりと気をつかってくださる先生でした。しかしスタッフをはじめクリニックには気をつかっていただけるのですが、患者様に対し説明しても理解力がない方などにはあからさまに悪態をついていました。

診察中スタッフはヒヤヒヤしてしまうものでした。このような悪態はクリニックの評判に直結します。評判は患者数に大きく影響します。開院当初だと経営的に大打撃をうけます。院長も友人として接していれば問題ないのだがと言っていました。その後当然その先生に依頼しなくなり、院長とも以前より関係が疎遠になったそうです。

2.人材紹介会社から紹介いただいた先生の失敗談

院長の身内に不幸があり、急遽人材紹介会社に紹介いただいた先生にきてもらいました。その先生はスタッフとの関係も患者様への対応も良好でした。正直、非の打ちようがなく完璧でした。そのため、定期的にきていただくようになりました。

その後約1年一緒に仕事をし、ご自身の病院開院にともない私のクリニックに来れなくなりました。最後に今までありがとうございましたと丁寧にご挨拶していただき、いい先生だったなと思っていました。

しかしその先生が私のクリニックに来なくなり、2ヶ月がすぎた頃とある情報を耳にしました。それはその先生が開院した病院に私のクリニックの元スタッフが二人も働いているという情報でした。いわゆるひきぬきです。

その先生が開院する前後の時期に二人のスタッフが辞めました。スタッフが二人同時期に辞められると患者様の予約も制限しなければなりません。そのためスタッフが二人辞めたあと、数ヶ月は売り上げが落ちました。

さらに経営的に痛いだけではなく、スタッフ達のモチベーションも大きく下がりました。クリニック全体が元の体制に戻るのに半年ほど時間を要しました。

代診の先生を選ぶのに失敗しない方法

1.知人・友人の先生のケース

知人・友人の先生の場合は自分との接し方だけではなく、他のコメディカルや事務員・患者様との接し方を注意深くみておいたほうがいいでしょう。知人・友人を品定めするようなことは気が引けると思います。しかしのちに代診を依頼して私のクリニックで起きたようなトラブルになるよりは、はるかに良いと考えられます。

2.人材派遣会社のケース

スタッフ引き抜きは人材派遣会社に登録する先生方の間で度々あるそうです。新規開院する際、様々な病院をみて回り、情報収集をする先生が多いそうです。新規開院する先生にとって人材確保は重要なことです。知識・経験があるスタッフは喉から手がでるほどほしいものです。その気持ちはよく分かりますが、時間をかけ育てたスタッフをひきぬかれる側としてはたまったものではありません。

対処法としては人材派遣会社に最初から新規病院を立ち上げる予定がない先生をお願いすることです。代診の先生によるスタッフひきぬきは過去3回ありましたが、これを人材派遣会社にしっかりリサーチしてもらった先生に限定してからはひきぬきは一度も起きていません。

まとめ

代診は診療日数があまり多くはないと思います。そのため、私のクリニックは代診の先生選びを簡単に考えていました。簡単に考えていたため、最終的には経営の根幹にも影響を与えることが起きてしまいました。

この記事をお読みになり、私のクリニックで起きたような失敗を防ぐことに繋がればと願います。

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