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威圧的な態度をとる先輩看護師にはどう接したらいい?

威圧的な態度をとる先輩看護師にはどう接したらいい?

威圧的な態度をとる先輩看護師にはどう接したらいい?

看護師として働く中で、人間関係に悩まされる人は少なくありません。職場には、患者やその家族、医師や看護師、検査技師や薬剤などさまざまな人がいます。関わる人数が多くなればなるほど、人間関係への悩みは増えてくるでしょう。その中で一番悩むことが多いのは、先輩看護師との関わりでしょう。先輩看護師の中には、属に「お局」と言われる看護師がいます。このお局と言われる看護師は、必ずといってもよいほど、どこの医療機関にも存在します。お局に威圧的な態度で理不尽なことを言われ続け、看護師を辞める人も多いでしょう。

威圧的な人の特徴

わたしが10年以上看護師として働いてきたなかで気づいたことですが、威圧的な態度をとるお局看護師には、以下のような特徴があります。

  • ナースコールには出ない
  • 他の人の仕事を手伝わず定時であがる
  • 医師の前では女になる
  • 指導はしない
  • 都合が悪くなると人に頼む
  • 自分が悪くても謝らない
  • 手よりも口を動かす
  • 陰口が多い
  • 勉強よりも経験値
  • 人のミスを見つけたがる

これを見て「わかる、わかる」と思う人もいるでしょう。

残念なことに、お局看護師の多くは、勤務年数・経験的には大ベテランです。

大ベテランにこのような態度をとられては、仕事もしづらくなるものです。

ナースコールには出ない

ナースコールに出ないことは、看護師にはよくあることかもしれません。

「わたしには関係ない」「わたしの受け持ちではない」「ナースコールは若手が対応するもの」と思っている人が多いのではないでしょうか。

本来であれば、ナースコールというのは看護師全員で対応するものです。

ナースコール対応が遅れたことで、事故が起きる可能性があるからです。

わたし自身、あと数秒早く来ることができたら事故が起こらなかったのにと思ったことが何度もあります。

未然に防ぐためにも、全員でナースコールに備えなければならないのです。

しかし、どんなにナースコールが鳴っていようが、まるで聴こえていないかのように無視する人もいます。

手伝わず定時であがる

そういう人は、とにかく自分が受け持っている以上の仕事は避けようとします。看護師として働く中では、いつ、どんなことが起きるかわかりません。

急変や緊急入院、手術などさまざまです。しかし、どんなに周りが頑張っていようが、見ないふりをする人がいるんです。日勤帯であればよいですが、夜勤となったら最悪といってよいでしょう。

一緒の時間の勤務のナースは、ナースコールから救急まですべて対応していかなくてはなりません。その姿を見ても、座って黙々と自分の仕事だけおこなっているのです。そして、まるで自分が忙しかったかのように、周りに話して定時にあがっていくのです。

医師の前では女になる

病院の規模にもよりますが、大きい医療機関ほど若いスタッフが入ってきます。

看護師や薬剤師、リハビリスタッフなどさまざま若手スタッフがいますが、その中でも若い医師が入ってくるとあからさまに“女”を出すのです。

看護師は、医師と関わることも多いため、自分の仕事をしやすくするためにチャンスと思うのかもしれません。

加えて、恋愛対象としても見ているのかもしれませんが、お局看護師は、看護師としてのキャリアが数十年です。

若い医師からすれば、単なる「キャリアのある看護師」にしか見えないのです。そして、若い医師は若い看護師に目がいくのです。医師は、若い看護師にはプライベートの話をしますが、キャリアのある看護師には仕事の話しかしません。

これは仕方がないようにも思いますが、お局看護師はそれが面白くないのです。

そして、その若い看護師を標的にして、威圧的に接していくようになるのです。

指導はしない

先輩看護師にとっては、後輩を育てるために指導することも仕事のひとつです。

しかし、お局看護婦は指導をしたがらない傾向にあります。なぜかというと、指導には時間がかかるため、自分のペースで仕事できなくなるからです。

指導=残業になってしまうのです。

また、指導している後輩がミスしたら、指導をしていた先輩看護師の責任になってしまうため、指導はできるだけ避けたいのです。責任を取らなければならない事態となれば、自分をキャリアに傷がつきます。

威圧的な態度をとる看護師はプライドが高いため、キャリアに傷がつくことは嫌がるでしょう。わたしも若手のころは、先輩看護師に指導されたことがあります。

しかし、いざ介助につく段になると、ミスされることを恐れたのか、「指導」という感じではなく、わたしが介助しているのをただ見ていただけといった感じでした。

それ以降、わたしに対してだけでなく、すべての後輩を放置していた先輩看護士……。

これでは後輩は自分で成長するしかありません。

都合が悪くなると人に頼む

看護師は普段から忙しく働きます。

ナースコール対応、清潔ケア、検査の送迎、緊急入院、術後管理などを同時進行しなくてはならず、めいっぱい動き回っても時間が足らないぐらいです。

そんな状況なのに、何か1つ業務が増えると「わたしは検査に呼ばれたから、誰か患者の処置やっといて」「わたしは記録を書いているから、入院手続きは誰かやっといて」など、楽な方の業務を選ぶのです。

これではいつになっても帰れません。

また、急な欠勤者が出てどうしても人数が足らず、休日出勤をお願いしても、必ずといってよいほど断り、「〇〇さんに頼んだら?」と自分は出勤しようとしません。

中には、「〇〇さん欠席だって。出勤できない?」と直接電話がかかってきたという人もいます。

怖い先輩に言われたら、後から何を言われるかわからないため、できないなんて言えません。

自分が悪くても謝らない

ベテランの看護師も人間なのでミスはします。

完璧な人はいません。

ミスしたこと自体は仕方ないことなので、誰も責めることはないのに、自分のミスを認めようとしないのはどうかと思います。

何かしらいい訳をして、自分は悪くないというアピールするのです。

間接的に関わった人がいようものなら、「〇〇さんがあのときしっかり観察してなかったからこうなったのよ」と、その場にいた他の人が悪いかのように言ってくることもあります。

また、他の人のミスを見つけては原因を追究しようとする先輩看護士もいます。

時には誰かを犯人扱いすることも。そして、その人がミスを犯した張本人ではないとわかっても、「あなたじゃなかったのね」で終わり、謝罪の言葉もなく何事もなかったに素知らぬ顔をする人もいます。

手よりも口を動かす

威圧的な先輩は自分で動こうとしません。

とにかく自分が優先です。

どんなにナースコールが鳴ろうが、ずっと座って話をしているのです。

話の内容は仕事ではなくプライベートなことと陰口です。

それを見た周りの人たちは、もちろんいい気分はしません。

しかも、特に管理職の人たちがいない日にそういう話をするのです。

いくら周りが、先輩看護士が仕事せずずっと話をしていることを上司に報告しても、その上司はその場面や話の内容を見聞きしているわけではないので、注意ができないのです。

陰口が多い

これは女性特有のものかもしれませんが、臨床で働いていても、多いように感じます。

わたしは男性ですが、女性看護師との関係を噂にされたことがあります。

内容は、「〇〇病棟の〇〇さんと付き合っている」というものでした。

しかし実際のところ、わたしがその女性と話したのは申し送りの1回のみです。

なぜそんな噂が広まったのか、はっきりとわかりませんが、どうやら威圧的で怖い先輩看護師が発信元のようでした。

わたしのようなケースだと、真相がわかれば噂も自然と消滅しますが、言われもない悪口を広められた人などは、精神的にも辛いだろうなと思います。

勉強よりも経験値

先輩看護師は若い看護師よりスキルがある場合がほとんどでしょう。

しかし、時代によって必要なスキルは変わってきます。そのため、スキルはアップデートすることが大切なのです。

スキルをアップデートさせるためには、常に最先端の医療に目を向け、勉強することが役立ちます。

しかし、経験値があることから、「もう勉強は必要ない」と思っている先輩もいます。

そういう人は、後輩がどんなに正しい意見を述べても、それまでの経験をもとに「それは違う。これが正しい」と耳を貸さない場合があります。

他人のミスを見つけたがる

先輩看護師の中には、異常に他人のミスを見つけたがる人がいます。

まるで暇を持て余しているかのように、ミスを見つけては執拗に責めたてるのです。

しかし、本来であればミスを見つけたときに必要なのは、ミスをフォローして、次はできるように指導していくことです。

そうではなく責め立てるのは、単なるフラストレーションの発散としかいようがありません。

わたしは若手の頃、四六時中、視線を感じて仕事をしていたことがありました。

なぜか私の後をついてきて、見つからない場所から見ていた先輩がいたのです。

そして、自分とは違う方法で仕事しているところを見つけては、「そんなやり方教えてないでしょう。ちゃんとした方法でやって」と急に出てきて注意すると、姿を消すのです。

さすがにびっくりしましたし、「わざわざそれを言うためにずっと着いてきたの?」と思いました。

他にやることはたくさんあるだろうにと思っていましたが、どうやら自分の仕事を他の人に任せてまぜ、わざわざ監視をしていたと人づてに聞いて知りました。

残念ながら(?)、わたしはそれほど目立ったミスは犯していなかったので、途中しびれを切らして一言だけ言い放ったのかもしれません。

そこまでして人のミスを見つけたがる理由がまったくわかりきませんでした。

威圧的であっても真面な人もいる

先輩看護師の中には、真面目だからこそ威圧的になってしまう人もいます。

そのタイプは、自分にも厳しく人にも厳しいです。

自分厳にしい人は、プライドが高く完全主義者である傾向にあります。

そのため、妥協も許しません。

こういった人は、いくら厳しくても周囲からの信頼は厚いと 言えます

努力も苦にならず、忙しく働いていることが好きなのかもしれません。

正義感も強いため、何かあれば相談もでき、アドバイスもくれます。

威圧的だけど真面目なタイプの先輩もいることを忘れてはいけません。

威圧的な先輩の心理

威圧的な態度をとってくる先輩には心理面においても特徴があります。

  • プライドが高い
  • 責任感が弱い
  • 臆病

などがあげられます

プライドが高い

看護師の仕事は専門性が高いことから、プライドが高くなってしまう人もいます。

プライドをもって仕事することは悪いことではありません。

しかし、プライドが高いがために、ミスがあったとしても認めようとはしないのはいいことではありません。

ミスをした自分を責めるのではなく、「指示を出した人が悪い」「ちゃんと伝えなかったあなたが悪い」と言い出すのです。

プライドが高い人は、自分に自信がなく、認める勇気もないのです。

自信がないため、ミスしてしまったときには大きな精神的ダメージを受けます。

また、報告や相談も苦手です。

それよりも、「もっとわたしを見てほしい」「わたしを認めてほしい」と思っているのです。

責任感が弱い

威圧的な態度をとる人も、若かりしころはたくさん怒られてきたでしょう。

しかし、年を重ねるうち、怒られることも少なくなります。

そうなると、責任が強くのしかかることを避けようとします。

「それはわたしがやらなくたっていい」「面倒」「わたしには関係ない」など自分は何もせず、すべて人に任せようとします。

新しいことにもチャレンジしようとせず、守りに入っているのです。

そうなるとさらに、人のことはどうでもよくなり、自分優先に考えるのです。

臆病

威圧的になってくると、次第に怒られることに怖さを感じ始めます。

そのため、都合が悪いことは後輩に任せるので、結果としてその後輩が怒られてしまうこともあるでしょう。

なぜ怒られることを避けるかというと、仕事ができない人間だと思われたり、嫌われたりすることが怖いのでしょう。

また。臆病だからこそ、人に弱みを握られないように威圧的な態度をとっているとも考えられます。

威圧的な態度をとる先輩看護師にはどう接したらいい?

威圧的な態度の先輩に対して、わたし自身がとっていた対処法があります。それは以下の2つです。

  • 気にせずスルーする
  • 知識をつけ、自信をもつ

この2つさえできれば、威圧的な態度の先輩と一緒の現場も乗り切ることが可能です。

気にせずスルーする

威圧的な態度をとってくる人は、執拗に責めてくるし、陰口も多いです。

上司に相談しても、実際の現場に出くわさないと注意することが難しいでしょう。

相談できる相手がいれば、そこで愚痴をいうことはできるかもしれませんが、いくら愚痴を言おうが、先輩は変わることはありません。

ではどうすればいいかというと、完全スルーです。

理不尽なことを言われたら、「子どもだな」「プライベートがうまくいっていないから八つ当たりしているんだな」と思っておけばいいのです。

不思議とこれで乗り越えられます。

ひとつ注意しなくてはならないのが、しっかりと指導として注意された場合は受け止めるということです。

何でもかんでもスルーは、自分の成長を妨げる可能性もあるからです。

知識をつけ、自信をもつ

これは最善の方法とも言えるでしょう。

先輩が、遥か昔に身に着けた知識や経験だけを頼りに仕事して、新しいことを勉強していないならチャンスです。

先輩看護師がアップデートしていないときこそ、自分自身のアップデートに注力するのがおすすめです。

知識をつけ、技術を磨くことは、必ず自信につながります。

自信を持って自分の知識やスキルを披露できるようになれば、威圧的な看護師もお局看護師も何も言ってこなくなってくるでしょう。

わたしは新人から3年目ぐらいの救急にいたころ、積極的に医師の介助につき、どんなにお酒を飲んで酔っぱらって帰っても毎日5~15分振り返りや参考書での勉強を欠かしませんでした。

続けた甲斐があって、3年目になるころには、知識やスキルにも磨きがかかり何か言われても言い返せるぐらいなっていました。

それ以降は、理不尽なことを言われることもなくなり、威圧的な態度をとってくる人もいなくなりました。

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