クリニックの患者数を増やすには何が必要?
十分に告知に時間やお金をかけて開業したものの、クリニックの患者数が伸びないままということはあるものです。特に2020年、2021年はコロナの影響によって医療機関受診を控える人も多かったため、思うように集患・増患できなかったというクリニックも多いことでしょう。では、クリニックの患者数を増やすためには何が必要なのでしょうか? 具体的な方法を解説していきます。
宣伝の仕方を見直す
まずは、当たり前なことですが、クリニックの存在を知ってもらわないことにははじまりません。ホームページの開設は今や基本中の基本ですが、開設しただけで満足していてはダメ。アクセス数UPのためにしっかりとSEO対策を講じ、患者にとって有益な情報を発信していくことが不可欠です。また、スマホ対応ができていないならまずはそこを改善することも大切。納得のいくホームページにリニューアルできたら、リスティング広告などの利用も考えてみるといいでしょう。
問診票を活用する
効果的な宣伝方法を知りたいなら、来院してくれた患者にアンケートを取るのが一番です。とはいえ、病気や怪我で来院している人に「アンケートに答えてほしい」と本格的なアンケート用紙を渡しても迷惑がられるのは自明の理。そこで活用してほしいのが問診票です。
問診票は基本的に、名前や住所、気になる症状などを書き込むものですが、それに併せて、患者が負担に感じない程度に「どこで当院を知りましたか?」などの質問も入れておくと、情報収集に役立ちます。また、「当院では生活習慣病予防のための指導をおこなっていますが、生活習慣予防講座などにご興味はありますか?」などの質問も盛り込んでおけば、(はい・いいえ)のうち「はい」に〇を入れてくれた患者に対して診察時に詳しく説明することが、新規患者獲得のきっかけになりえます。
次回来院日時を約束する
再来患者数を増やすためには、次回来院日時を約束することが大切です。しかし、多くの患者は一度目の来院後に症状が改善したら、「もう行かなくていいや」と思うでしょう。「経過を確認したいので来週またお越しください」などの言葉がけのみで日にちが決まっていなければなおさらそう。ではどうすればいいかというと、「経過を確認したいので、来週水曜日の同じ時間にもう一度お越しいただけますか?」などと具体的な日時を決めることです。もちろん、明らかに再来院の必要がない状態であれば次回来院日時を約束する必要はありませんが、再発の可能性もあってきちんと完治するまで見届けるべき状態にあるなら、そのこともしっかり患者に伝えましょう。
LINEやDMを活用する
LINEやDMは配信回数が多すぎると嫌がられる可能性大ですが、たとえばインフルエンザの予防接種や花粉症の治療など、季節に応じた治療メニューの配信であれば、患者紋興味を持って読んでくれるでしょう。また、美容皮膚科などであれば、新しい機器を導入した際、新しい治療をスタートした際などのDMも効果的です。
ホスピタリティに磨きをかける
こちらはもっともアナログな方法ですが、再来患者数を増やすためにはもっとも効果的といっても過言ではありません。スタッフ一同、患者にやさしく接することはもちろん、積極的にコミュニケーションをとることも大切。また、患者に親しみを持ってもらえるよう、名札に簡単な自己紹介を添えたり、インフルエンザの予防接種などの告知は院内に手作りのポスターを貼ったりも効果的。高齢者に親しみを感じてもらえるのはもちろんのこと、若い人にも「こういうアットホームなクリニックって落ち着く」と思ってもらえる可能性がとても高いです。
SNSを活用する
院内の手作りポスター同様、親しみを持ってもらいやすいのが、FacebookやInstagramの投稿です。院内の雰囲気やスタッフの人柄がわかるような写真とともに投稿すれば、親しみを感じてもらえるだけでなく、「また行こう」「とりあえずフォローしよう」と思ってもらえるはず。
SEO対策やスマホ対応はプロの力を借りよう!
次回来院日時の約束やホスピタリティの向上は自院で努力して変えていくものですが、ホームページのSEO対策やスマホ対応などは専門家に依頼するのが一番スピーディ。効率よく改革していくためにも、優秀な制作会社を選ぶのがベストなので、クリニック開業ナビにもぜひご相談くださいね。