>
>
>
看護師が正直辞めたいと思う病院とは

看護師が正直辞めたいと思う病院とは

看護師が正直辞めたいと思う病院とは

病院の待遇や設備が原因で、看護師が「正直辞めたいな」と思うことがあります。そこで今回は、実際に看護師として勤務していた私が感じた「辞めたくなる病院の特徴」をご紹介します。設備、人間関係、給与、待遇のポイントごとにみていきましょう。

看護師が辞めたくなる病院~設備編~

まずは設備編。ボロボロの病院は毎日通いたいと思えないですよね。

病院自体が古い

築年数が経過しており、全体的に古い病院は、働きづらいな、辞めたいなと思ってしまいます。築年数が経っている病院は設備も古いことが多く、空調の効きが悪かったり、雨漏れなどの問題に悩まされたりすることも。病院の環境が悪いと業務の効率も下がってしまいます。古くて汚い病院に通勤するよりも、新しくてキレイな病院に通勤するほうが気分も上がりますよね。建物の新しさや綺麗さは看護のクオリティに繋がるので、新しくてキレイな病院で働きたいなと思ってしまいます。

医療機器が古い

医療機器が古い病院は、働いていて不便だなあと感じてしまいます。検査機器が古いと結果を読み込むまでに時間がかかったり手間が増えたりすることも。注射針や点滴セットが古いと手順が増え、準備が面倒だったりミスが起こりやすかったりと困ってしまいます。最新の医療機器を取り扱っている病院は働きやすいと思いますので、そういう病院で長く勤めたいなと思います。

看護師が辞めたくなる病院~人間関係編~

次に、人間関係が牽引で辞めたくなる病院の特徴を紹介します。

指導が厳しい

指導が厳しすぎる病院は勤め続けるのが難しいなと思います。もちろん間違っていることへの指摘や適切なアドバイスは大変ありがたいです。しかし、厳しすぎる指導や、スタッフ全員の前で怒られたりするのは精神的に辛く、勤め続けるのが難しいなと感じてしまいます。

そのほかにも、看護師業界にはまだまだ多くの問題があります。たとえば、残業代が出ない病院もあれば、上司からのパワハラが横行していることも。そのような問題がある職場では看護師の気持ちも病んでしまいますし働き続けるのが厳しいなと思います。

医師と看護師の関係が悪い

医師と看護師の関係性が良好でない病院は、早く辞めたいなと思ってしまいます。医師と看護師が協力して仕事をしなければ、スムーズな医療を提供することができません。医師と看護師の意見がいつも対立していたり、看護師側に極端に発言権がなかったりすると働くのが難しいなと感じてしまいます。入院病棟で常に現場にいるのは看護師であって、常に現場にいるからこそ感じることも多いので、看護師の意見にも耳を傾けてほしいと思います。

新人の研修制度が整っていない

新人は右も左もわからない状態で、命を預かる現場である病院に入ってきます。もちろん、看護学校である程度臨床に近い技術は学んでいますが、実際の現場は緊張感に包まれていますし、技術面でもシビアに評価されます。新人にとって、臨床で指導を受けることや、研修制度が整っていることはかなり重要なポイント。経験年数ごとの研修制度や自由に自己練習できるスペースなどがあると、安心して技術を学べます。新人の研修制度が整っていない病院は、先輩看護師も戸惑ってしまうので、働くのが難しいなと思ってしまいます。

看護師が辞めたくなる病院~給与編~

お金はとっても現実的でシビアな問題。給与が安い病院では長く勤めたいと思えませんよね。

給料が安い

給料が安い病院は長く働きたくないなあと思ってしまいます。看護師の給与の額は、病院の規模や運営している母体に左右されますが、やはり少しでも給料の高い病院で働きたいもの。

黒字の年はボーナスが増えたり、経験年数によって給料が増えたりする病院なら勤めていて頑張りがいがあります。ですが、何年働いても給料が高くならず、ボーナスが少ない、福利厚生がしっかりしていない病院は早く辞めたいなあと思ってしまいます。

給与の支払いがいい加減

給与の支払いがいい加減な病院には、勤めていて不信感を感じてしまいますよね。本当にこの病院大丈夫か? と思ってしまいます。私が以前勤めていた病院は、給料の支払いミスがとても多かったです。夜勤手当が付いていなかったり、給料がなぜか一桁になっていたり。しかも、明細や振込金額を見てミスを見つけると「もっと早く言ってください」などと言われる始末。給与面に関して適当でミスが続くと不信感が募ってしまいます。お金に対していい加減な病院は早く辞めたくなります。

看護師が辞めたくなる病院~待遇編~

労働環境が整っていない病院も、正直辞めたくなってしまいます。

勤務が過酷すぎる

仕事が過酷すぎる病院で働き続けるのは難しいなと思ってしまいます。勤務表を作るのは看護師長の仕事ですが、中には勤務表を作るのが苦手な看護師長もいます。私が以前勤めていた病院では、看護師長さんのシフトの組み方が下手だとよく文句の声が上がっていました。私はそこが初めて勤めた病院だったので比較ができませんでしたが、その病院を辞めてから、看護師長さんはシフト作りが下手だったんだなあとわかりました。5連続の勤務は当たり前で1日休んでまた5連続勤務など、過酷な勤務がザラにありました。勤務がきつい病院では若いときは良くても、ずっとは体力的に働き続けられないなあと思ってしまいます。

人手が足りていない

人手が足りていない病院での仕事はとっても過酷。人が足りていないとスタッフみんなが常に忙しく殺気立っています。ギリギリの人数で働いていると、ミスが起きた際にフォローできる人もいないですし、とにかく危険。急に誰か辞めてしまったり、長期的にお休みしている人がいたりすると業務が回りません。しかも、実際に厳しすぎたり勤務が過酷だったりする病棟は辞めてしまう人が多いので、そうなるとますます忙しくなる、という悪循環に陥っています。一方、人手に余裕がある病棟は、業務自体も比較的ゆったりとおこなうことができますし、スタッフ同士の会話もよくあるので病棟内の雰囲気がよく働きやすいなと思います。

雑務をさせられる

それって本当に看護師の仕事なの? と思うような雑務ばかりさせられる病院は正直辞めたいなと思ってしまいます。医師に頼まれてコピーのために一日に何度も事務室まで行ったり、備品を発注したり。もちろん、たまにならいいのですが、毎日雑務をこなしているとなんのために看護師になったんだろうと自問自答してしまいます。雑務ばかりではなく、看護師としてやりがいのある仕事ができる病院は働き続けたくなります。

まとめ

いかがでしたか? 今回は看護師が正直辞めたくなってしまう病院の特徴をまとめました。病院自体がボロボロだったり、厳しすぎるスタッフがいたり、雑務ばかりで看護師としてのやりがいがない病院は働くのが嫌になってしまいます。看護師にとって働きやすい職場が増えてくれることを心から願っています。

お役立ちコラムピックアップ

【医師の診療科ランキング】年収1位は脳神経外科。勤務時間は?

【医師の診療科ランキング】年収1位は脳神経外科。勤務時間は?

医師のエリートといえばどの診療科?さまざまな角度から考察してみた

医師のエリートといえばどの診療科?さまざまな角度から考察してみた

医療事務の平均年収とは

【医療事務の年収事情】契約形態毎にご紹介

オンライン資格確認 顔認証付カードリーダー 徹底比較

顔認証付きカードリーダーの特徴・機能比較

コロナで人と会えない孤独を救うインターネットは、入院患者にとって絶対必要なもの

9月末までの申請で、国の予算で自院に患者用Wi-Fiを導入できる!