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EMシステムズの電子カルテの評判は?

EMシステムズの電子カルテの評判は?

電子カルテEMシステムズ

数ある電子カルテのなかから自院にぴったりのものを選ぶためにも、十分に時間をかけて比較検討したいものです。機能や価格はもちろん、評判も参考にすると、実際に導入した後で「思っていたのと違う……」と後悔しにくくなるでしょう。そこで今回は、導入候補に上がりやすい電子カルテメーカーのひとつ「株式会社EMシステムズ(以下、EMシステムズ)」の電子カルテについて、評判をみていきましょう。

EMシステムズの電子カルテの変遷は?

EMシステムズの電子カルテは、時代と共に進化し続けています。まず、電子カルテが世の中に出回り始めた2000年代初頭には、レセコン・一体型電子カルテ「Medical Recepty」などオンプレミス型の電子カルテを開発・販売していました。その後、クラウド型電子カルテが主流になってくると、2019年には、アプリケーション版クラウド型電子カルテ「MAPs for CLINIC」をリリース、2021年にはORCA連動版クラウド型電子カルテ「MAPs for CLINIC with ORCA」もリリースしています。

現在のラインナップは?

現在、EMシステムズが扱っている電子カルテは下記の4種類です。

「MAPs for CLINIC」

【タイプ】

レセコン融合タイプ クラウド型電子カルテシステム

【特徴】

クラウド型電子カルテにはブラウザ版とアプリ―ケーション版の2種類が存在しますが、「MAPs for CLINIC」はアプリケーション版です。アプリケーション版はブラウザ版と比べて起動・終了が速く、画面遷移もスピーディ。また、他社製アプリのカルテ端末同居連用、外部機器・外部検査の双方向連動をおこなえるなど、拡張性も高いのが特徴です。

WEB問診システム、予約/受付一覧、テンプレート/一括セット、検査業務支援などの主なカルテ機能を備えているのはもちろん、内科系、小児科/耳鼻咽喉科系、整形外科系、皮膚科系、精神科系など診療科目別機能も充実しています。

【利用料】

初期ライセンス0円、月額利用料は1接続につき20,000円で、追加1接続あたり月額5,000円追加となります。

参照:「MAPs for CLINIC」

「MAPs for CLINIC with ORCA」

【タイプ】

ORCA連動版クラウド型電子カルテ

【特徴】

窓口会計、レセプト請求などはORCA、電子カルテ部分は「MAPs for CLINIC」の分離型システムです。そのため、同一患者入力操作も可能であるなど、運用が効率的です。

【利用料】

初期ライセンス0円、月額利用料は20,000円で、接続台数制限はありません。

参照:「MAPs for CLINIC with ORCA」

「MRN(Medical Recepty NEXT)」

【タイプ】

無床診療所版レセコン融合型電子カルテシステム

【特徴】

「患者属性情報」「カルテサマリー」「過去カルテ」「本日カルテ」の4つのエリアに整理された画面はシンプルで見やすく、直感的に操作できるのが魅力です。連携機器メーカーとの外部連携実績も豊富で、業務が効率化されやすいでしょう。

【利用料】

月額基本料25,000円、2~5台目以降の端末分は月額基本料5,000円×台数分、6台目以降の端末分は月額基本料2,000円×台数分

参照:「MRN」

「Ortia(オルテア)」

【タイプ】

無床診療所版レセコン融合型電子カルテシステム

【特徴】

「見やすい」「簡単」「スピーディ」をとことん追求した、無床診療所版レセコン融合型電子カルテシステムです。外注検査依頼先の紙伝票を電子インターフェイスで再現した「検査依頼入力シート」、インフォームドコンセントに役立つ「診療時系列画面」、カルテ情報の転記が楽になる「フォーム版発行文書作成ツール」など、業務を効率化するための工夫がいっぱいです。

【利用料】

要問合せ

参照:「Ortia(オルテア)」

EMシステムズの電子カルテの評判は?

日本最大級の医療専門サイト『m3.com』が公表している「2021年度版クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング」において、EMシステムズの「MRN」は第4位にランクインしています。

≪2021年度版クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング≫
順位メーカー名(製品名)
1位PHC(Medicom-HRシリーズ)
同率1位エムスリーデジカル(エムスリーデジカル)
3位ビー·エム·エル(Qualis/Medical Station Clinic)
4位EMシステムズ(MRN)
5位キヤノンメディカルシステムズ(TOSMECシリーズ)
6位ラボテック(SUPER Clinic)
同率6位富士フイルムヘルスケアシステムズ(Hi-SEEDシリーズ)
8位ダイナミクス(Dynamics)
9位ユヤマ(Brain Boxシリーズ)
10位島津製作所(SiCLINICシリーズ)

また、同アンケートでEMシステムズの「MRN」ユーザーだと回答した人の半数以上が、価格面、機能面、使いやすさ、入力の反応/ページ遷移などの速さ、サポートの5つについて「満足している」と答えています。

参照:m3.com「2021年度版クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング」

電子カルテを選ぶ際には実際に体験してみるのもおすすめ

EMシステムズ1社とっても4種類の電子カルテがありますが、日本には現在、数十種類の電子カルテがあるので、各社の説明や評判、ランキングを参考にしても決めきれないことはあるでしょう。その場合は、気になるメーカーの電子カルテを実際に試してみるのもおすすめです。メーカーによっては1週間から1か月程度のデモ体験を用意しているところもありますし、先輩医師などが使っているものを試しに触らせてもらうのもいいかもしれませんね。

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