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お医者さんと付き合う苦悩〜友達編〜

お医者さんと付き合う苦悩〜友達編〜

お医者さんと付き合う苦悩〜友達編〜

私には医師の友人が何人かいるのですが、医師と友達でいるのは大変だなと思うことが多々あります。なぜ大変かと言いますと、医者という仕事柄忙しくて会える機会が少なかったり、頭が良すぎたりするから。今回は、私が医師の友人と過ごしていて実際に感じた苦悩を紹介します。お医者さんの友達でいるのは案外大変なことも多いんですよ。

遊ぶ暇がない

まず、お医者さんは激務なので遊んでいる暇がありません。休みの予定でも急変対応で呼ばれてしまうかもしれないので先の予定が立てづらいんです。どうにか遊ぶ約束をしても、その日に突然、病院から呼び出しの電話がかかってきてしまうこともしばしば。医師の友人と予定通りに遊びに行けたことは数える程度ですね。

あるとき、友人の医師から「やっと休みが取れたよ」と嬉しそうに連絡がありました。久しぶりに休みが取れたのでゆっくりと過ごそうと話し、二人で旅行することに。あまり遠出してしまうと緊急事態の際に困ってしまうからと近場の温泉宿に旅行に行きました。二人で温泉に浸かり極楽のひとときを過ごしていると、なんと、医師の携帯電話に病院から電話がかかってきました。急変があったから急いで来てほしいとのこと。彼女は急いで準備してそのまま病院へと向かってしまいました。

取り残された私は寂しいながらも一人で温泉宿を堪能しました。もしかしたら急変で呼ばれても、休みの日であれば別の医師に変わってもらうこともできるのかも知れません。ですが医師の友人は責任感が人一倍強く、急変があったのに行かないという選択肢は無かったようです。医者とは気が休まる時間のない忙しい仕事だと痛感した経験です。

悩みを相談するときに気を遣う

私には精神科で働いている医師の友人がいます。友人は毎日患者さんの悩み事を聞いているのが相当辛いようで「頭がおかしくなりそうだよ」と愚痴を吐くことも。そんな精神科医の友人に対して悩み事を相談するのはとても気が引けます。仕事でもさんざん悩み事を聞かされて、プライベートでも悩み相談に乗るのは酷だと思うからです。友人に話したいなと思うことがあっても、仕事で疲れた様子を見ると話さないでおこうと思ってしまいます。医師と友人でいるには、悩み事を言うのは避け、気が休まる相手でいるように勤めなければなりません。

格差を感じてしまう

医師の友人と過ごしていると格差を感じることがよくあります。仲良くしている女医の友人は、ご両親も病院を経営している医師のサラブレット。品もよく女性らしい性格で同じ女性でも惚れてしまいそうです。そんな医師の友人と過ごしていると、格差を感じてしまうことも。何気ない言葉選びが知的だったり、持っているものがブランド物だったりすると、自分と比べてしまうこともしばしば。医師の友人は何も悪くないのですが、勝手に格差を感じ、悲しくなってしまうんです。

一方で、医師の友人から学ぶこともとても多くあります。言葉選びや日々勉強することの大切さなどを学べますし、いつも多くの刺激を受けています。医師と友人でいることは、人と比べやすい性格の人からすると難しいのかも知れませんが、前向きに考えられる人なら多くの刺激を得ることができますよ。

引き立て役になってしまう

医師、と聞くと誰もが「お!」と思いますよね。医師の友人はどこにいってもモテモテ。一緒に出会いの場に行くこともありますが、職業を言った瞬間に全員の目が医師に釘付けになります。「お医者さんなの? すごい!」「お金持ちなんですね」とみなさんキラキラした目で医師を見つめ始めます。こうなると私は引き立て役に徹するしかありません。医師の友人のすごいところをアピールして、魅力を最大限に知ってもらいます。友人のことが大好きなので引き立て役になる飲み会も楽しいですが、最近では「このままではいつまで経っても出会いがないんじゃないか」と心配になっています。

選ぶお店のレベルが高い

お医者さんはお給料をたくさん貰っている印象がありますよね。実際にかなりお給料を貰っているそうです。友人の医師と給料の話をしていたら、「毎月ベンツ一台買える」と話していました。給料に合わせて利用するお店のレベルも変わるものです。お医者さんレベルになると利用しているお店もかなりハイグレードなことが多く、私のような一般人では怯んでしまうことも。

以前、親交があったお医者さんは開業医の方でお金もかなり持っていました。誘ってくださったお店はドレスコードがあると言われて驚愕したのを覚えています。この世の中にドレスコードがあるお店なんて本当にあるのかと、庶民の私にとっては驚きでした。価格帯もお寿司で一人うん万円。自分のお金では行くことがないだろうと思うグレードの高さでしたね。美味しいお寿司のお礼に自分の行きつけのお店を紹介しようかと思いましたが、自分の知っている店では満足していただけないかなと、紹介するのは辞めました。この経験から、医師の友人と行く店はどんなお店が良いのかいつも悩んでしまいます。

難しい話についていけない

医師の友人の話は難しい内容のことも多く、ついていけないこともしばしば。使うワードが自然と医療用語だったりと首をかしげてしまうことも多かったりします。特に健康の話をしていると内容についていけないことが多く困惑してしまいます。医療用語にはドイツ語を使うことが多いらしく、聞いたことがない言葉を聞くことも。医師との会話には一般人には難しい言葉が多く「え、どういう意味?」と聞いてしまうことも多いです。最近では難しい話になったら聞き返すのも大変なので分かったフリをしています。

焼肉のときにグロい話をしてくる

お医者さんあるあるなのですが、焼肉のときに内蔵の部位を当ててくるんです。「これは横隔膜の内側だね。人間で言うとこのあたりだよ」なんて言われてしまうとオペのことを思い出して怖くなってしまいます。外科医師からしたら毎日のように内臓を見ており、慣れっこだと思いますが、一般人の私にとってはかなり抵抗感があります。食べているときは特に、内臓の話は聞きたくないですよね。何気なくグロい話をしてくるのは止めてほしいと思います。

不健康な生活をしていると怒られてしまう

医師の友人は健康のために、食生活にもとても気を遣っています。若い人が高血圧や糖尿病に悩まされているのを近くで見ているので、若くして生活習慣病になる大変さをいつも教えてくれます。私は健康的な食事よりもジャンクな食べ物が好きなのでよくファストフードを食べてしまうんですが、医師の友人の前でジャンクフードを食べていると、食生活に気を遣うよう怒られてしまうんです。医師の友人は私のことを心配してくれているのですが、私からすると「好きなものを食べさせてくれ」と思ってしまいます。

さらに、仕事柄、夜遅くまで起きていることも多いのですが、生活リズムを正すよう注意されてしまいます。心配してくれるのはありがたいですが、医学的な根拠を元に説教されるとたまにうんざりしてしまうことも。最近では医師の友人に隠れてファストフードを食べ、こっそり夜ふかしています。

まとめ

いかがでしたか?今回は、友人としてお医者さんと付き合う苦悩を紹介しました。全ての医師がこのような傾向を持っているわけではないですし、私個人の見解が大半です。医師の方々はみなさん聡明ですし優しいですが、勤務は本当に忙しく遊びの予定が合わないことばかりです。長く友人関係を続けるには、医師という職業をよくよく理解しておく必要があります。

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