医師と看護師の恋愛
世間的に見ても、医師同士や医師と看護師の夫婦は多いとされており、その他にも看護師同士の夫婦、薬剤師と医師の夫婦、検査技師同士の夫婦など、私の周りにも医療スタッフ同士の夫婦がたくさんいます。今回は、その中でも医師と看護師の恋愛にしぼって紹介いたします。楽しみながら読んでいただければ幸いです。
医師と看護師の関係性
医療現場では、さまざまな医療スタッフがプロフェッショナルとして協力して働いています。医療スタッフ同士の助け合いがあるからこそ、医療現場は成り立つものです。その中でも、医師と看護師は関わる機会も多く、お互いに尊重して助け合いながら働いています。
一般的に、医師は患者さんの身体を中心に診て、今後の治療方針などを具体的に考えていくのが仕事。看護師は、医師の指示によって患者さんの治療をしたり、時には、患者さんの精神的な面もサポートしたりしています。
看護師は、患者さんの身近な存在だからこそ知ることができる患者さんの情報も有しているため、医師にそれを伝え、医師の患者情報把握のサポートもしています。また、患者さんの中には、医師に直接言えない人もいるため、看護師が医師と患者の橋渡し役となり、患者の思いを医師に間接的に伝えたりもします。
医師の指示がないと、看護師は患者さんに対する治療行為もできないため、看護師は、医師に確認する場面も多いです。また、医師の処置の介助に付いたりもすることもあります。このように、看護師と医師は密接に関わっています。
医師と看護師の恋愛
普段、医療現場でも密接に関わっている医師と看護師ですから、そこから恋愛に発展するケースも珍しくありません。人それぞれですが、私の周りには、医師と結婚したいから看護師になった、というような肉食系女子もいます。「医師」という仕事にはステータスが感じられるからこそ、このような看護師も出てくるのだと思います。あまり良い例ではないですが、実際にこのような看護師は、どこの病院にも1人はいると思います。その中には、実際に医師と結婚する人もいれば、毎回医師に遊ばれて終わってしまうという悲しい結末の看護師もいます。
また、他の業界でも同じだと思いますが、美人な看護師やかわいい看護師は医師も放っておかないため、恋愛に発展するケースが多いです。これは見た目重視のわかりやすい理由なので省略します(笑)
そうではなく、看護師としての働きぶりや性格などの中身が良くて恋愛に発展するケースも多いです。これはお互い様だと思いますが、いくら外見が良い医師でも、性格が偉そうだったりすぐにキレたりする医師は、看護師からの評判は良くないです。逆に言えば、医師から見た看護師も人間性が大切になるということです。長く一緒にいるためには、やはり性格などの中身が一番大切になります。
私の働く病院は、看護師や医師の入れ替わりも激しいため、年に何回も歓迎会や送別会があります。忘年会や新年会などの他にも行事がいろいろあるため、飲み会の場でさらに仲良くなるといったケースも多いです。このように医師と看護師は、恋愛に発展しやすいと言えます。それでは、次は実際に恋愛に発展した際のメリットとデメリットについて紹介していきます。
メリット
医師と看護師の恋愛の大きなメリットとしては、普段一緒に働いているため、お互いの仕事内容をしっかりと理解していることです。医師は昼夜を問わず、どこにいても病院からの電話に出られるようにしておかなければいけません。呼び出しがあれば病院に駆けつけなければいけないため、遠くに遊びに行くことも難しいです。例えば、近くであってもどこかに2人でお出かけしていた場合に呼び出しがあれば、置いてきぼりになることも多いようです。医師はプライベートでも仕事から離れることはできず、これは本当に大変なことだと思います。
看護師である私たちからすれば、医師の仕事内容を理解しているため問題ありませんが、医療現場のことがわからない一般人であれば、ここの部分を理解することは難しいかもしれません。仕事への理解が十分にあるということは、医師と看護師の恋愛の最大のメリットだと言えます。
デメリット
デメリットとしては、他の職種でも同様だと思いますが、周りのスタッフの理解も必要であることです。職場内恋愛はすぐにバレてしまうので、噂話が広がってしまうことを覚悟しなければいけません。おしゃべり好きな看護師の場合には、周りのスタッフにもペラペラと恋愛の進行状況などを話してしまうこともあるため、筒抜け状態になっていることも少なくありません。ただでさえ、恋愛話は噂の種になりやすいため、こっそり付き合うことは、おそらくかなり難しいでしょうね。
また、恋愛が順調な分には全く問題ないと思いますが、別れたときの気まずさは非常に大きいです。同じ職場なら、仕事においては、別れた後も付き合っていかなくてはいけないので、割り切れる人なら良いのですが、実際はそうもいかないと思うので気まずい雰囲気が流れてしまうと思います。こうなると、ナースステーション内の雰囲気も良くないものになってしまうので注意が必要です。
看護師の本音
医者は、今までいろいろなことを我慢したり犠牲にしたりして、勉強を頑張って努力をして医者になったわけですから、本当に尊敬できる部分が大きいです。このように努力ができるということは、真面目な人も多いです。
しかし中には、医者になった途端に今まで我慢していたものが爆発してしまうのか、遊び人になってしまう医者もいます。年配の医者の中にも、若いころには若気の至りでさまざまな武勇伝をつくった先生も少なくないと思います。
医者であること自体がモテる要素になりますので、遊ぼうと思えば大いに遊べると思います。将来性を考えたお付き合いであればいいのですが、そうでない場合にはほどほどにしてほしいですね。噂はすぐに広まるので、悪い噂が広まらないように先生も注意してほしいです。
また、看護師の中で多かった意見としては、医師の大変さを近くで見ているからこそ、医師とは付き合いたくないと言った声でした。夜中に手術のための呼び出しがあり、夜中に手術を終え、帰宅せずにそのまま病院で朝を迎え、次の日も通常勤務をするといった先生も珍しくありません。そんな医師の大変さを知っているからこその意見だと思います。
まとめ
看護師と医師は、お互いに理解がある分、相性の良い相手。結婚まで繋がれば最高のパートナーになれると思います。仕事の面でもプライベートでも最高のパートナーに巡り会えた人は、本当に幸せなことですね。
最後に、医師と看護師が恋愛する際のポイントと注意点について以下にまとめたいと思います。
- お互いの仕事への理解があれば、良きパートナーとなれる
- 周りのスタッフに公表してもいいという気持ちで付き合うべき
- お互いに尊重し合えるような関係性が重要である
今回の記事が、今後の看護師との関わり方や病院運営の参考になれば幸いです。