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看護師と患者さんの恋愛は実際あるの?

看護師と患者さんの恋愛は実際あるの?

看護師と患者さんの恋愛は実際あるの?

看護師という職業は仕事する時間帯が一定ではなく、休日も不規則になりがちです。そのため、土日休みの会社員などとは予定を合わせづらいうえ、そもそも「忙しくて出会いがない」という人も多いです。

そうすると必然的に増えてくるのが、病院内での恋愛。看護師と医師、看護師同士という組み合わせだけでなく、中には患者さんと恋愛関係になる人もいます。

ドラマのなかだけの世界と思われるかもしれませんが、現実的にあることなのです。

わたし自身、働きながら思うことですが、患者さんはやっぱり患者さんでしかありません。

異性として見ることはほとんどないのです。

わたしに限ったことではなく、周りの女性看護師も口をそろえて同じことを言います。

看護師は日々、患者さんの身体的、精神的ケアをおこないます。

相手を異性として見ていたら、仕事になりません。あくまでも仕事。

おそらく多くの看護師が、そんなことを考えることすらないでしょう。しかし中には、患者さんと付き合うことになった看護師もいました。

患者さんは看護師に惹かれやすい?

わたしが見てきた患者さん×看護師カップルの多くは、患者さんからのアプローチによって誕生していました。

患者さんの中には長期で入院している人もいます。特に整形外科的疾患の場合は、リハビリも含めての入院のため長期化することが多いのです。

整形外科疾患は、リハビリ期になると身体的にはすでに元気であるため、時間を持て余します。そうなると、入院生活や看護師とのコミュニケ―ショインにも慣れてきて、日常的な会話も増え、親しみ、親密度が増していきます。

また、患者さんの多くは、入院時に身体的、精神的苦痛を味わっています。そのため、優しく看護されると心を打たれ、惹かれてしまうのかもしれません。

看護師が患者さんに惹かれることもあるの?

看護師の世界は、男性看護師も年々増えてきているとはいえ、まだまだ、女性が多いのが実情です。

そのため、女性特有の人間関係でギスギスしがちなこともあれば、ハードな仕事で心身ともに疲れを覚えることもあります。

そんな看護師にとって患者さんは、時にちょっとした気遣いで癒しとなってくれる存在にもなりえます。

「忙しくて大変だね」「そんなに手荒れしてかわいそうに」「いつも頑張ってるね」「いつも優しいね」といった言葉をかけてくれるととても嬉しいものです。

看護師といっても女性です。褒められたり、頑張っている姿を認めたりしてもらえれば、やはり嬉しいのです。それが異性であれば、その気持ちも大きくなるかもしれません。

看護師のプライベートの姿にギャップを感じる確率は高い

患者さんは普段、仕事をこなす看護師に惹かれることがあります。患者さんは、看護師の仕事中の印象から、「やさしい」「気が利く」「何でも頼めばやってくれる」と思いがちです。

しかし、それは業務だからであって、プライベートもそうとは限りません。

普段から患者さんのことを考えて仕事をしている看護師であっても、仕事から一歩離れたときには、周囲に気を遣うことなく自分のことを優先している場合があります。

そのため、付き合うようになった後、患者さん側はギャップを感じることがあるかもしれません。

アプローチされても避ける看護師も多い

入院中の患者さんから、「飲み会に誘われた」「携帯番号を聞かれた」「旅行に誘われた」という話はよく聴きます。

しかし、多くの看護師は、アプローチをさりげなくかわすのが上手です。

誘われても、「わたし、彼氏持ちだから」「そんな暇ないし」「聞かなかったことにするね」など笑顔で返すのです。

中には、「患者さんとなんて無理」「上司に報告するよ」「セクハラですよ」「わたしを一生遊ばせてくれるのならいいよ」ときつく返答する看護師もいます。

そのように言われると、さすがに患者さんも次からアプローチをしなくなります。

患者さんと親密になりやすい環境

私自身、女性看護師が患者さんと付き合ったと聞いた話は過去に数回あります。

わたしの周りにいた、患者さんと恋愛関係になった女性看護師の勤務環境には共通点がありました。それは、患者さんが全員個室部屋だったということです。

もちろん、個室部屋だからと言って必ずしも患者さんと看護師が恋愛になるとは限りませんが、個室だと恋愛に発展しやすいようです。

  • 2人だけの空間が生まれる
  • 周りに誰もいない空間なら、好きという気持ちをストレートに伝えやすい
  • 時間が許す限り、ゆっくり会話することができる
  • プライベートの話がしやすい
  • 他の患者、職員に会話を聞かれることがない
  • 堂々と連絡先を教えることができる

などといったことが、恋愛に発展しやすい要素なのでしょう。。

実際にあった患者さんと看護師の恋愛

ここからは、実際にあった患者さんと看護師の恋愛についてご紹介します。

女性看護師は20代前半で、まだ働き始めて間もない若手看護師でした。

患者さんは30代前半。スポーツ外傷のため手術を伴う入院でした。

手術後は、リハビリを含めて約1ヶ月半の入院。

部屋は個室部屋でした。

そして患者さんは、この入院をきっかけに若手看護師と付き合うことになったのです。

恋愛に発展した理由その1 入院から受け持った

その患者さんが入院したとき、最初に対応したのが、後に恋愛関係に発展する看護師でした。

手術やリハビリで辛い思いをしている患者さんは患者さん精神的にも弱気になりやすいため、看護師は優しく対応します。

併せて、患者さんから日ごろの生活などさまざまな情報を聞き出し、その情報を基に今後の看護の計画を立てるのも大切な仕事です。

そのため、ファーストコンタクトからしっかりとコミュニケーションをとることが多いのです。

恋愛に発展した理由その2 手術当日も受け持ちだった

手術当日も、その看護師が受け持つことになりました。

手術は、患者さんも不安がないわけではありません。

そして、手術が終わって病室に帰ってきてからも、患者さんには痛みとの戦いが待ち受けています。

さらに今後の不安もあり精神的にも弱くなりやすいので、看護師が精神面でのケアもおこないます。

入院の経験がある人ならわかるかもしれませんが、精神的に弱っているときに支えてくれる人の存在は本当にありがたいものです。

恋愛に発展した理由その3 入院期間中も受け持つことが多かった

病院では、担当する患者はチーム内で振り分けられて決まる場合が多いです。

自分で決めるわけではなく、その日のリーダーが振り分けます。

その看護師はまだ若手であったため、本人がリーダーを務めることはありません。

そのため、その患者さんに好意があったとしても、自分で担当に名乗り出ることはができたわけではなく、担当することが多かったのもたまたまでした。

そして夜勤のときには、チームの担当患者全員を1人で担当するので、必然的にその患者さんも担当することになります。

患者さんからのアプローチ

実際に患者さんと付き合った女性看護師から聞いた話です。

患者は手術が終わり、徐々に回復に向かっていました。

その患者さんは看護師に「なんか今日は忙しそうだね」「そんなに働いて身体大丈夫?」「疲れてるみたいだね」などいつも声をかけてくれていたそうです。

病院では誰もそんなことを言ってくれないので、患者さんの方が気が付いて声をかけてくれたことに、「素直にうれしかった」と話していました。

好きなアーティストで意気投合

2週間が過ぎた頃、その看護師が患者の部屋に行くと、患者が聴いている音楽がイヤホン越しに漏れてきたそうです。

その音楽は看護師も好きなアーティストの曲。看護師は、ライブなどにもよく足を運んでいたとのことでした。

そのため、イヤホン越しでもすぐにアーティストがわかったそうです。

患者さんもそのアーティストが好きでライブにも行っていました。

そこから、患者さんの部屋に行くたびに、そのアーティストの情報交換をしていたそうです。

それからしばらくたって、そのアーティストがフェスに出演することを知り、看護師が「絶対に行く」と話したところ、患者さんは「ちょっと遠いからオレは車で行くつもり」と話していたそうです。

そのときは、そこでナースコールがなり、看護師は退室することになりました。

連絡先の交換がついに

それから3日後、看護師はその患者さんを担当しました。

するとまたアーティストの話で盛り上がり、患者さんから「フェス。一緒にどう?」と誘いがあったそうです。

看護師はどうしようか迷ったそうですが、好きなアーティストということもあり、「友達も一緒でいいのなら」と答え、「それならみんなで行こう」と言ってくれたそうです。

看護師は業務中、携帯電話を持ち歩かないので、電話番号を伝え、LINEでやりとりをしていったそうです。

職場にはバレなかったのか?

わたし自身、その看護師が患者と連絡を取り合っているなんて知りませんでした。

他の職員も同じです。

なぜバレなかったのか?

それはやっぱり個室部屋だったからです。

個室部屋であれば、他の患者、職員に聞かれ、情報が漏れることがない

  • ある程度声を出しても他の人には聴こえない
  • 連絡先を交換していても、他の職員に見られる可能性が低い

といったことでした。

その看護師も怪しまれないように、必要以上に部屋にいかない

  • 部屋に長く滞在しない
  • 仕事中、その患者さんの話を自分からは話題に出さない
  • 仕事として普通にかかわる

といったことを意識していたそうです。

患者さんと付き合ったタイミング

患者さんは1ヶ月半の入院期間を終え、無事退院。

そこからも何度か連絡を取り合い、フェスにも一緒にいったそうです。

フェスに行った帰り、食事をして、友達を送ったあと、2人きりなった車内で告白されたと話していました。

看護師の方の迷わず「OK」と答えたそうです。

患者さんと看護師が知り合って、3ヶ月が経ったぐらいのことだったそうです。

患者さんの入院中から、お互いに理解できる部分もあったことが、OKした1つの理由だったと話していました。

周りの職員はいつ知ったのか

周りの職員が知ったのは、1年ぐらい経ってからです。

もう、その患者さんのことすら忘れかけていました。

職員同士で、疾患や見た目の特徴などの情報を出し合うことで、思い出すことができたくらいです。

もちろん職員は驚いていました。

入院中、誰1人として気が付かなかったのですから。

隠し通したことをむしろ褒めていまいた。

現在、付き合って3年ほど経っていますが、結婚の話もちらほら出ているそうです。

患者さんと看護師の恋愛は成立した

その看護師も最初のうちは、患者さんとの恋愛はこれっぽちも考えていなかったそうです。

ですが、患者さんとコミュニケーションをとるうち、恋愛感情まではいかないにしても、気持ちに変化があったのは間違いないそうです。

病院によっては、業務に支障が出ないよう患者さんとの恋愛は禁止されているところもあります。

ですが、だからといってと何か罰則が生じるわけでもありません。

先輩看護師の目もあるため、積極的に動くことも難しいことでしょう。

ですが、患者さんが退院をしてしまえば過去の出来事になります。

どんな形であれ、お互いが納得して出した答えであれば、やはり恋愛は自由なのかもしれませんね。

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